家庭連合の秘密主義

文師の聖和以降、この運動は求心性を失い残念ながら分裂状態にあります
世界の統一を最大の目標に掲げ同じ思想を共有している運動が
内部崩壊しているわけですからこれ以上の自己矛盾はありません


従って子供にもわかることは
世界の復帰も統一もこのままでは実現できないと言うことです


自分の家庭が分裂しているのに世界に向かって
家庭は一つにならなければなりませんと主張するのは
悲劇を通り越してもはや喜劇です


分裂の象徴的な姿をあの松濤本部での
澤田氏の抗議の中に見るのです。


彼が主張しているのは実に簡単なことなのですが
本質的なことを問いかけているのです


それはこの運動の根幹である文師と韓鶴子氏の
原罪を中心とした救いに関する問題を提起しているからです


人類史上初めて罪なき真の父母になったと言う夫婦が
文師亡きあと、突如 妻の韓氏オモニが
夫の文師の考えと矛盾するような言動を語り始めたのです。


確かに韓鶴子氏の考えにも一理あるかもしれないのですが
それはあくまでも新しい見解であって
混乱している信徒に対しては
その真意を懇切丁寧に説明する必要があるのです


ところが組織幹部の対応は
実に優柔不断ではっきりしないのです
もっと言えば何かを隠しているようにさえ見えるのです


例えば
「アボジは原罪をもって生まれたが私(韓鶴子氏)は無原罪で生まれた」
と言うような主張に対して実際
韓国の指導者たちが
「これが本当なら信徒が大混乱するのでお母様にこれ以上
公の場所で言わないようにしてもらいたい」
と責任者会議で論議されたと伝え聞きますが
これが本当なのかどうかの真偽のほども一切伝えられていません


教義の根幹にかかわることに対して
沈黙をすることが問題だと澤田さんは主張しているのに
最近、流された小山田氏との突撃映像を見ても


そこには慌てふためく小山田氏が
「あんたは原理が分かっていない」などと叱責するばかりで
大先輩に対して失礼でしょうが、正直、情けなく感じました。


指導者はもっと堂々として自分が信じていることに対して言えばいいのです
例えば「この場では話せないので後日、直接私のところに来なさい」とか


韓鶴子氏が文師に対してそういったのなら
「実は自分もそう思っている。だからここにいるのだ」
と言えばいいのです。


幹部がはっきりと自分の見解を正せば反対の抗議もなくなるのです
彼らはテロ集団でも何でもありません
純粋に家庭連合の見解を問いただしているのです
その行動を裁判で訴えるなど話にもなりません


「真実を言えば信徒が減る」
「自分もここに所属できなくなるかもしれない」
もし自分たちの事情が優先されているのだとすれば
統一運動の使命もここまでです


澤田氏に問い詰められた他の幹部も
「お母様がそう言っているからそうなのでしょう」
と言うような無責任な言動は慎むべきなのです


人生をかけて信仰の道に生きている一般信徒は
真実が知りたいだけなのです
何故ならそれが私たちの運動の原動力だからです


韓鶴子氏がもし原理と違った考えを言うのなら
その根拠を明確にしこれが新しい原理観ですと言えばいいのです


真理が原理講論一冊の本の中に全て書かれているわけではありません
講論にもはっきりと書いてあります
「ここに発表するみ言葉は真理の一部分である」と


従って韓鶴子氏は第二教祖なのですから
新しい原理として付け加えれば良いだけのことなのです


但しそれを受け入れるかどうかは各自の責任分担ですが・・・


全ての間違いは本部の前で主張するもう一人の方の言動に集約されています。


「お父様が右に行けと言えば行くんだ
お父様が左に行けと言えば行くんだ。ね!
分かったか・・・」


文師が教えたのは私と神との関係です
生きて語りかける神を探さずして
人間を崇拝する文化を造ってしまったのが全ての元凶なのです


神性と人性の区別をするものが良心です
良心は真の父母から来るのではなく神から来るものなのです


だから小山田氏も離れていく仲間に
「今後は羊泥棒だけはやめてくれ」
と言うような警告を与えるのではなく


囲いの外から餌を与えようとする人に対して
良い牧草が周りにあれば囲いを開いて
沢山食べてきなさいと言うべきなのです


もともと人間には囲いなど必要がないのです
豊かなみ言葉と愛に溢れた羊飼いがいれば
外に行ってもまた戻ってくるのです


確か師観さんが書いていましたが


かつて立正佼成会の庭野日敬氏は西川先生の下へ
原理を学ばせるために有能な自分の信徒たちを派遣したと言います
本当の指導者とはこうでなければなりません


真理の前に常に謙虚になり
胸襟を開いて全ての人を受け入れることが出来る
豊かな寛容性を持つ人格者を育てることです


真理は万人に受け入れられるので
隠す必要はないのです

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