家庭連合の目指す天国とは

或る人からこういうメールをいただきましたので紹介します


祝福で救われたと思っている人は沢山いると思います
祝福の箱舟に遅れないで乗れたのだから
救われたと考えるのは当然です


でも今自分の周りを見ると叩きつけるような
激しい雨や嵐の連続です


箱舟の中にさえいれば自分たちは安全で
選ばれたものと思って安堵していたのですが
私たちの船を導いたお父様が聖和されてからは
羅針盤がなくなった船のよう大海の真ん中で
どうにも身動きが取れなくなっているようにみえます


船の中ではそれぞれぞれのグループが
目指す港はあっちだこっちだと
論議し争っているのです


そして
年老いたものはただ休みたいと言い
現実派は日々の生活に追われ
若者は将来への希望を見出せず
無関心派は自動的に天国へ行けるものだと安心しています


その中で一番悲惨なことは
それまでの激しい活動で身も心も使い果たし
必死で助けを求めているにもかかわらず


小さなボートに乗せられ
自分で生きるようにと荒海に放り出された人たちです


放り出された或る一人の姉妹と最近話しました
聞きながら涙が出てきました


「祝福で本当に幸福な家庭が築けるものと信じて受けました
でも祝福された相手はみ言葉にあまり関心のない基準の人でした」


「祝福人数達成の為にこういう基準の人でも祝福が与えられたのでしょうが
今思えば結婚を何と思っていたのでしょう」


「それでも何とか神様を喜ばせようと
『神が愛したものを愛そう』と必死で努力を重ねました」


「自転車の前と後ろに乳飲み子を抱え
朝早くから新聞配達もパートの仕事も
生きるためには何でもしたつもりです」


「でも肝心の理想相対は完全に幻想でした」


「今は離婚して一人で子供を育てています
でももう教会にも行けません。いいえ正直な気持ち行きたくありません」



私はその姉妹と話して
何が悲しかったかと言えば
その姉妹がこう言ったのです
「もう神様はいりません」


私たちの運動は本当に成功しているのでしょうか
地上天国造るために犠牲になった兄弟姉妹の声を
親身になって聞いているのでしょうか


病気になったとたん誰も関心を持たなくなったり
トップガンと称して選ばれたリーダーだけを育てる文化は
どこか間違っているように思えてなりません


アダムとエバが堕落したから神はカインとアベルに分けました
中心にサタンが入ると分裂するのが原理です
真の家庭が三つに分裂したことは
何か神の願いに背くようなことがあったのではないのでしょうか
でもいつものように詳しい説明は何もありません


口では神中心と言いながらそのことによって混乱するシックがいることを知りながら
お母様とお父様は三位一体で神そのもの余計なことを考えずに
従っていけば良いのですと言う信仰態度は正しいのでしょうか


本部は相も変わらずお母様を神様として崇拝し
そのお母様を喜ばすために内部だけで集まった大会を大勝利として言われるのですが
こんなことで本当に天国が出来るのかと心から喜べないのです


お母様がそんな文化を叱責し「私の為にお金や時間を使うのではなく
この世の中の苦しんでいる人たちの為に使いなさい
その人たちを救うことがみ旨でありあなた方の使命なのです」
ともし一言でもこういわれたならどれほど感動することでしょう
以上です



神の悲しみや恨みを解放するために文師は生涯をかけました
神の悲しみや恨みはどこにあったのでしょうか
それは神が一番気に掛ける貧しく苦しみ悩む人たちの中にあったのです
そして彼らの恨みや悲しみが癒される時、神の悲しみが消えていく原理を発見しました。
神は崇拝され賛美されるものの中にいるのではなく
足の裏、下座にいるのです


昔ある先輩が一燈園の創始者、西田天香さんの懺悔の生活と言う本を貸してくれました
その本から学んだことは「組織がピラミッド型になったとしても上のものが一番下に降り


て下座の生活をしている限りその組織は決して壊れることはない」と言うことでした


真の父母とは一番最後に天国の門を閉める人のことです
それは地獄を解放する為に下座に生きることに徹した人のことでもあります
何故ならそれが神ご自身だからです


だから繰り返し文師は
「汗は地の為、涙は人類の為、血は天の為に流しなさい」と言ったのです


「財産や地位や名声への執着は争いの種でもあるのです。これに対して、見返りを求めず、無執着の気持ちから世に働きかける時、人は奪い合いから無縁になるのです」
西田天香


お金をかけて内部の結束を高めるために大会をすることも良いでしょうが
全員が美辞麗句で褒めたたえ栄光在母の文化は金王朝の裏返しに見えて仕方がないのです


韓氏オモニのスピーチはこうあってほしいのです


「私の家庭を見習いなさい」「これが人類の目指す理想家庭なのです」

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