「天宙主管の前に自己主管をすること 自己を主管してこそ完成への道を進むことが出来るのです」 主管性ということを考えながらドフトエフスキーのカラマーゾフの兄弟を 再び読み返して見ると改めてこの意味が問われているように思えたのです カラマーゾフという家族を中心にしたこの作品は 人間の怒り、憎悪、虚しさ... 続きをみる
2021年8月のブログ記事
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こういう詩があります 「今日はお盆 一日こころ静かに 妻にも子にも温かい心で接し 人を恨まず人を傷つけず 父を思い母を思い 仏(神)に繋がる有難さに充ちて 草にも木にも水をやり もろもろの恩に感謝しよう」 坂村真民 人間は堕落の血統だと教えられ それが人類始祖のアダムとエバから始まったので 先祖は... 続きをみる
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「宗教の目的は独りのアダムを立たせることでした それは神の似姿として創造したアダムが神の実体となることが出来なかったが故 歴史を通してアダム一人を求めてきたというのです」文鮮明 釈迦の悟りもムハンマドの教えも歴史上の偉大な宗教家も哲学者も 彼等の修行の目的は敢えて言えば神のような人間になることでし... 続きをみる
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「神が身体という限定された物質体を創造した意図は 神の霊性の中心である心情における自由、平等、博愛を 限定された肉の内で実現したかったのだ」と述べたのは 人智学を提唱したルドルフ・シュタイナーです 彼は「社会問題の核心」と言う著書の中で 人間の精神性が向上した社会共同体では 何よりも精神における自... 続きをみる
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炎天下で汗を流して働いて疲れ切った人に そっとお疲れ様と声をかけてあげる 誰にも知られない陰のようなところで 縁の下の仕事をしている人に お陰様ですと感謝の思いを持つ 難しい困難な仕事をしてもらった時は 有難うと言う 疲れも、陰も、難しいこともその言葉を聞いた瞬間に 疲れが癒しに変わり、陰に光が射... 続きをみる
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真理に対する人間の探究心は結局、自己存在の根拠に対する探究です 宗教も哲学も科学も人間の存在の根拠がどこからきて その根源とどのような関係にあるのかを一貫して追求してきました その根源を求める為の人間の武具の一つが知的認識です 認識には言葉が介在しますから真理を理解するとは言葉の意味理解でもあるの... 続きをみる