統一家の現状

神の摂理は真の父母を中心とした絶対君主王国から
氏族メシアを中心とした緩やかな共生共栄社会実現へと
移行することを願いながら統一家の現状を考察してみました


今まで祝福を受けたものたちは文夫妻を真の父母として
人類一家族理想の最初の初穂として入籍の手続きまでしています
籍を入れたと言うことは同じ家族になったと言うことです


家族はどこの家庭でも父母を中心として子供たちと共有生活をします
そこには経済的にも苦楽を共にし
お互いの為の思いやりや配慮があり
何よりも家族のつながりである愛があるのです


摂理の中心は今も昔も神を中心とした人類一大家族の実現です


人類一家族理想を国単位で考えれば日本は母の国として
長い間、献身的に活動してきました


ひた向きな活動や献金等は苦しんでいる世界を解放し
人々が神の愛に触れ人類一家族理想の恩恵に触れることを
何よりも願ったからです


しかしそうした活動が重荷となり
或る者は体を壊し
或る者は経済的に破綻し
今では質素にその日その日を何とかやり繰りして
生活をしている人たちが沢山います


母の国の使命感を持つことは大切なのでしょうが
繰り返し要求させられる摂理献金からは
一部の幹部を除き
何一つ一般に還元されるものはありませんでした
だから実際の生活は厳しいものです


人類一家族と言うのなら父親も子供も成長した暁には
母を面倒見るくらいの器量を持つのは当然のことなのに
いつまでたっても母に頼るこの統一家の有り様は
おかしいというより異常なことです


何千億と言う献金が何に使われ
どこで消費されたのかも知らない母の国日本
無知な母として貢ぐばかりで父も子も成長していないことに
漸く気が付いたのでしょうが時すでに遅く
自分の手元には何も残っていないのです


母の使命は父親にしっかりと家族を養う力をつけてもらうこと
子供たちへは教育を施しやがて独立して
自分たちの生活基盤をしっかりとつくること


これが母の役割なのに50年以上になろうとする統一家では
父親も子供たちも未だに甘えの構造が消えていません
ましてや傍若無人にも母が蓄えた財産を巡って
熾烈な争いを見るにつけては
もはやここまでかと思わざるを得ないのです


文師と韓鶴子氏の大きな失敗のひとつは子女教育でした
師観さんのブログに書かれている内容は
理想を追い求める信徒には衝撃的な内容かも知れませんが
そろそろ事実を受け入れより客観的に判断する時が来ています


そして何が問題でどこが間違っていたのかを検証することなしに
これ以上統一運動が発展しないことは自明なことなのです


しかし残念ながら感覚がマヒしてしまったのか
家庭連合の幹部はひたすら信仰を死守することだけが目的になってしまい
良心の声も信徒の苦しみも見て見ぬふりをして沈黙するだけなのです


原理の大きな問題点に蕩減という言葉の悪用があります
蕩減と言えば誰も何も言えなくなるからです
そしていつ果てるとも知れぬこの蕩減と言う言葉に呪縛され
信徒は黙って従う感覚に慣れてしまったのです


人類一大家族の理想を言うのであれば
まず何よりも統一家の内部で経済的にも心身ともに苦境にある家族がいれば
そこに思いを込めることが先なのに
誰一人親身になって考えようとはしません


理想家庭を実体で示す運動が理想家庭を夢見る
空想運動になってしまっています


み旨の最前線で経済的に破綻し
あるいは病気で倒れた兄弟たちの面倒を見るのは
教会でいう非原理の家族たちなのです


原理の統一家は無視し
非原理の家族は親身になって世話をする
これが事実なのです


統一家と言うのはこのままでは幻想に終わってしまいます
何故なら言葉だけが独り歩きをし
勝利 勝利 心情 心情と言うだけで
実態が一向に伴ってこないからです


430家庭の名簿を作成すれば勝利
大統領が祝福式に参加すれば国家復帰
神の摂理とは一体何を果たすことなのでしょうか


全ては条件的に象徴的に勝利したという
不思議な信仰が罷り通り
どこにも真理の実態が見えてこないのです


世の為とは誰のことを指して言うのでしょうか?
もしそれが真の父母の為と言うのならそれは間違いです
何故なら本当の真の父母ならこういうからです


「私の為に王宮を造るのではなく
貧しい苦しむ者の為に尽くしなさい」と

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