文家の闇と光 その2 特別祝福式

統一運動の目的は創造目的を完成することでした
その中心が家庭を軸とする四大心情圏と三大王権にあることは
誰もが理解していることです


真の家庭を中心として神の本然の血統に連結された
それぞれの家庭が実体でそれを証明する時代が成約の時代ならば


本来なら「私の家庭を見よ」と言えるようになることが
基元節以降の摂理でなければなりません


又それは南北統一の国家的基盤の上に達成されるべきなのです


残念ながら基元節を前に聖和した文師においては
そのどれをも完全に成し遂げることは出来ませんでした


即ち真の家庭の実体的勝利と南北統一です


韓鶴子女史がどれ程 
神韓国、神日本を宣言したとしても
国家的象徴である日韓が離反している現状は
内的な意味において真の家庭の基盤が無いからです


従って基元節はまだ終わっていないのです


七男が韓鶴子女史の妄言に耐えられなくなって
新たな真の父母を設定したことは或る意味
原理的でもあるのですが今回はそのことの詳細は省きます


なぜなら三男において其れを別のかたちで復帰しようとしているからです
今回の特別祝福式は統一運動の今後の根幹となる
重要な意味を有していると見ます


今までは「この人を見よ」といって
キリスト教を始めとする四大宗教は教祖を崇拝すれども
その師を超えることはできませんでした


だから宗教はいつまでも教祖を絶対視し
その流れを汲む聖職者たちが道徳的権威を持つ立場につくと
組織維持を中心に信者を食い物にするのです


文師の言う宗教の時代は終わったという宣言は
仏性なり、神性は僧院や教会に在るのではなく
家庭を中心とする一人ひとりの中に現れるのだと言うことを強調したのです


韓国で三男の顕進様が特別祝福式を行うことを発表したら
すぐさま家庭連合から以下のような通達文が流れました


・・・真の家庭と三大王権は過去の摂理の内容であり
現代において勝利した真の父母様がおられる以上
真の子女様が例え全て失敗したとしても、
真の父母様の勝利において一点の讒訴もありません


信仰の本質は私たちが如何にして真の父母様に侍るかであり
全ての祝福家庭は真の父母様に直接連結される縦的ラインを考える時
そこには必ずしも真の子女様は必要ではありません


・・・祝福とは真の父母様のみ与えられた特権中の特権であり
過去と未来においても真の父母様以外には祝福の権能はあり得ません

                     引用終わり


この通達文の決定的な過ちは
真の父母を神格化し祝福権の委譲を否定することによって
祝福を一代で消滅させようとしているからです


真の子女様が全員失敗したら生命の木は枯れてしまうのです


確かに祝福家庭は神の血統圏の中に入籍できたという立場ですが
あくまでも堕落人間は生命の木に接ぎ木されるのであって
自分の木に接ぎ木するのではありません


接ぎ木とは真の家庭に接がれることをいうのです


そして何故、真の父母ではなく真の家庭なのかといえば


それは愛と生命と血統は家庭においてしか完結しないからです
それが本来の基元節の意味だったのです
顕進無くして基元節はない
と語った文師は神の最終的摂理が三大圏にあることを
念頭に置いていたのです


残念ながらご自身は基元節を見ることなく聖和されてしまいました


その家庭の基準を立て文師の摂理を引き継ぐものこそが
神の血統を引き継ぐ祝福の権威者ならずして
どれほど法統だと叫んでも神がその祝福権を認めることは出来ないはずです


家庭連合ではしきりに祝福権は父母の特権だと言い
真の父母に侍ることのみが信仰の本質だというのですが
父母は子女があっての父母なのです


残念ながら文夫妻は本当の意味でモデルとしての
三大圏にあたる理想家庭を完全に示すことは出来ませんでした
幹部がそのことに関して如何なる理由をつけようとも
分裂している真の家庭は否定しようがないからです


それを子女の責任に押し付けようとしているようですが
当然、親の責任でもあるのです


文夫妻にとっての一番の悲しみは三大圏を共に築くことが出来なった
長子である孝進様家庭の失敗にあったことだけは確かです


長子が奪われてしまい
最後は自身の放蕩な生活が原因で
若くして他界してしまったわけですから
摂理が混乱するのは当然のことです


以来、長子権を巡っての葛藤が文家の中に生じ
それが分裂の要因になっているのは周知の事実です


祝福家庭も聖酒を飲み真の父母に接ぎ木されて終わりなのではなく
摂理の目的は家庭にあると言うことをもう一度肝に銘じるべきでしょう


三代圏と言うコトバに象徴される
家庭の完成は子女との関係の中においても
神を中心とした三対象目的が成就しなければなりません


真の父母を崇拝し絶対視すれば血統が変わるのではなく
真の父母を中心とした真の家庭に繋がること
接ぎ木の本当のかたちです


また強制的に色紙を書かせて祝福の権威が授かるものではなく
あくまでも自己の責任分担を果たし
三大圏を勝利した基台の上に祝福権は授かるものであり
何よりも神のみ旨の継承者でなければならないはずです


宗教の問題は常に教祖が他界すると分裂するということです
そして殆どは教祖崇拝の段階で終わってしまい
神のみ旨の相続者の位置に立つことが出来ないのです


神が文師に与えた神の夢はまだ完結していません


その未完成のみ旨を引き継ぐことが子女の責任であって
永遠に父母に従うことがみ旨ではないのです


人は皆それぞれが父母にならないと
四大心情圏も三大圏も確立することは出来ないというのが原理です
だから「この人を見よ」ではなく
私の家庭を見よ」となるのです


今回、顕進様の家庭において第四次アダム圏の基盤となる
三代圏が確立されたという話を聞きました


もしそれが本当なら実に素晴らしいことではありませんか


文師が生涯をかけた神の摂理が直系の子女の中に
実ったとするならこれ以上の福音はないからです


後天時代とは文師の祝福を受けた全ての祝福家庭が
神の愛を中心として理想の家庭を築くことです
それは又コトバの教義論争ではなく実体で示す時代なのです


真の家庭の中からそのモデルが完成したとするなら
まさに原理と血統転換が正しかったということの
実体的証明にもなるのです


本来ならば全ての祝福家庭が諸手を上げて喜び
その代表的家庭を軸としてそれぞれの家庭が結びつけば
まさにそれが世界一大家族の始まりとなるはずです


韓鶴子女史の50年間耐えて来たという文家の闇の部分が
独生女として表に出てきたことから全ての混乱が始まったのです


しかし闇があれば必ずその闇を照らす光があるのです


摂理観から見れば昨今の日韓の軋轢は父母の分裂が
直接的に国家的次元において同時に起こったとみています


従って分裂した真の家庭のアダムとエバの位置を回復せずして
南北統一の摂理が進むはずはありません


この特別祝福式は本来なら家庭単位で参加し
真の三大圏を支える基台とならなければなりません
それが出来なければ、少なくとも夫婦単位で支えなければ
南北統一はおろかアダム国家とエバ国家の分断は
現実のものになってしまいます


闇は光が射すことによって終わるのです
一条の光の中に希望を託して
この特別式が新たな出発になることを
心から祈るものです


注:この内容は顕進氏のこれまでの行動や話された内容をもとに
私の個人的見解であることを記しておきます

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