宗教のいらない時代

祝福家庭が壊れ、信者が離教し、二世、三世の子供たちが祝福結婚を拒否する原因に
真の家庭の分裂があったことは否定しようのない事実です


理想家庭のモデルを継承すると言う教えの根幹が崩れたことは
祝福家庭の存在意義さえ曖昧にさせ
誰を信じて行けばよいのか途方に暮れてしまうからです


これを信仰の危機と呼び事実の背後関係を真剣に検証して
今でも多くの人が教義の真偽性を発表するのですが
殆どの信者は的確な判断が出来ないと言うのが現状なのです


誰かの言葉に頼ること
誰かの権威に寄りすがること
宗教的権威の崩壊


悪く言えば宗教とは常に信者を食い物にして成長してきました


旧家庭連合も同じです
それは宗教の幹部が組織を継続することに意義を見いだしているからです
組織によって恩恵を受けて来た人たちは
その与えられた地位や特権を維持する為にこの世の名士や権力者を招待し
講演会や大会を何度も開催します
其のたびに何万人が参加したという数を発表し
聴衆の感動している場面の動画を放映しながら
あたかも世界中が関心を持っているかのような錯覚や幻想を信者に与えるのです


報告会では見え透いたように大勝利を連呼し
内向けの動画では教祖夫人に恭しく花束を贈呈し
若者の歌や踊りで盛り上がっているのでしょうが
喜んでいるのは自分たちだけで世界中が同じように歓喜しているわけではないのです


それもこれも信者に有り難みを感じさせることさえ出来れば
組織の存続が保障されるからです


冷静になってこの世の人に聞いてみたらいいのです
恐らく殆どの人は大会のことも何を訴えているのかも知らないはずです


では宗教のいらない社会とはどのような社会なのでしょうか?


「あなた方は神の宮であって、神の御霊が自分の内に宿っていることを知らないのか」
コリント人への手紙1 3章16


「良心が神の代わりに私に植え付けられた第二の神様。私の中心存在であることを知らなかったというのです。神様以上に仕えなさいと言うのです。教主以上、イエス様以上に仕えなさいと言うのです。そうすればイエス様以上の位置に行くことが出来るのです。」


「皆さんの良心は、皆さんの全ての言行はもちろん、考えまでも記憶し、知っているのです。師よりも先に知り、父母よりも先に知り、神様よりも先に知るのです。
従って、永遠の師である良心の命令に絶対服従して生きさえすれば、皆様の永世は絶対に保障されるのです」


「内なる人である良心の道に従って人生の勝利を達成することが、皆様の人間たる義務であり責任だと言うことを知らなければなりません


宗教とは自己の内面に息づく神を見つめることを教えるものであって
特定の誰かの権威にすがることではないとイエスも文師もはっきりと語っています


「皆さんの良心は先生よりも優っていると言う事実を知らなければなりません。
良心に仕えないさいと言うのです。」


情報や交通、経済や政治、世界が一元化し始めているのは
神の御霊が良心を通して地球全体に降り注がれているからではないのでしょうか?


砂漠を緑地化するために生涯をかけた人
カンボジアの地雷撤去に全力を注いでいる人
貧しいアフリカに学校建設をする人
東北で大震災があれば世界中から支援が送られ
ボランティアで無数の人間が無償で手伝ってくれる


祝福運動とは万民がメシアのようになって
自分たちの周りの人たちの為に生きる運動のことなのです


それは自分の先祖の解放の為に献金を捧げることでもなく
ましてや信者に拝ませる彫像を造り
王冠を被って権威を誇り天寶苑に写真や名前を刻ませて
名家の称号を与えることでもないのです


統一運動とは自分の親族に崇められて天国に最初に入ることを競うのではなく
天国の門を最後に閉じることが本来の目的でした


文師の言われた宗教のいらない後天時代が始まったということは
一人ひとりの霊性が育ち良心に従って生きる
本然の世界が広がって来たということではないのでしょうか?


あなたと共に生きる神を知り
あなたの隣人の中に生きる神を見つけ
互いを尊重し、支え、為に生きる世界を
身近な自分の周りから始めれば良心を通して
いつでも神の霊性を感じることができる時代になったと言うことでしょう


人間は誰しも
愛によって生まれ
愛を生き
最後は愛の中に帰るようになっています


青春をかけて神の為に献身したこと
汗と涙を流して人の為に尽くしたこと
なけなしのお金を世界の為と言われて捧げたこと


たとえそれが悪用され一部の利権になったとしても
その捧げた純粋な心情は消えません
義憤に駆られ憤りを感じることもあるでしょうが
全ては良心を通して神の御手の中に記憶されていることを思えば
其れこそが永遠に持っていくことが出来る勲章なのです


宗教はその使命を終えて神があなたの中に共に生きる時代が
漸く始まったのです


良心が求める天国とは


一言で言えば、天国とは、神様の愛が充満し、真の愛が軸となって立てられた世界です。」


「愛は今や良心を通して万民に直接注がれる時代が来たというのです
そこには民族も人種の差別もましてや宗教の差異さえもなく
生命が全ての人間に与えられているように
世界中が愛を中心として一つの単体として機能する時代なのです」

×

非ログインユーザーとして返信する