バイデン氏が新しい米国大統領に選ばれた
トランプ氏は法廷闘争でこの選挙を無効にしようとしているが
世界中の指導者は既にバイデン次期大統領に祝電を送り始めている

この選挙期間中において七男のサンクチュアリは
日本から多くの兄弟姉妹に渡米することを要請し
ある人は仕事を棄てる決意で渡米したようだ

彼等はトランプ氏を神が送った人物として熱狂的に応援し
祈祷会、原理本体論の講義、武術や銃器の訓練を条件として
トランプ氏が敗れれば内戦から世界戦争にもなりかねないと深刻な危機感を煽っている
銃弾の王冠を被った七男の聖書の黙示録解釈を信じて
まさに生死をかけて戦うのだと決意している

トランプ大統領を神が送った大統領だと信じている人に
その根拠を正すと何を理由に神側がトランプで
サタン側がバイデンなのか明確には見えてこない

聖書や原理による予言的な啓示なのか
あるいはマスコミの作り出したイメージで述べているのか
実に曖昧なのだ

ある人は
「トランプ大統領はサタン側である共産主義の中国に対して
毅然とした政策を打ち出して闘っているから神側だ」といい
ある人は
「北朝鮮問題に真剣に介入しているのは神の摂理の中心人物だからだ」という

一方、バイデン氏は「民主党の左翼思想が中心となっているので信頼できない。
よって彼はサタン側だ」と決めつける

サタン側と言われるバイデン氏はトランプ大統領との
二回目のテレビ討論で次のように語っている

「中国の習近平国家主席のようなごろつきたちと親しくして
米国の同盟国家を遠ざけているのはトランプ大統領だ」

「中国のウイグル民族に対する人権弾圧はジェノサイド（虐殺）ではないのか」

サタン側のバイデン氏が中国を批判しているのだ

UC グループの殆どはトランプ氏こそが神が送った大統領だと
思っているようだが、現実のトランプ氏はコロナウイルスで
２５万人以上の死者を出しているにも拘らず「たいしたことではない」と語り
選挙結果が決まりかけているここ数日は毎日ゴルフに明け暮れている

そして勝負はまだ決着していないとして、これから不正選挙の法廷闘争に臨むという
トランプ信奉者は「最後にはトランプ氏が大逆転して必ず再選される」
と今も固く信じているのだ

UCの語る神側、サタン側の考え方は別の機会で述べたいと思うが
ではサタン側のバイデン次期大統領のスピーチを下記に抜粋したので
お読みいただきたい

「トランプ大統領に投票した人は今夜、落胆しているだろう。私自身も二度撤退している。今度はお互いに機会を与えよう。失望は分かる、でも今は暴言を止め、お互いに向き合って双方の主張に耳を傾ける時だ」

「私は分断ではなく結束を目指す大統領になる。前に進むために互いを敵とみなすのは止めなければならない。私たちは敵ではない。私たちは米国人だ。聖書は全てのことに季節が巡っていると教えている。立て直し、稲穂を刈り取り、種をまき、傷をいやす時が来た」

「この厳しい悪夢の時代は今ここで終わりを告げよう。私たちは協力することを選択できる。これは米国民から私たちに与えられた使命だと確信している。私たちは今、転換点に立っている。絶望に打ち勝ち、繁栄と目的の在る国を築くチャンスがあり、それが出来ると知っている。私たちは、米国の魂を取り戻さなければならない。米国は天使と悪魔の絶え間ない戦いによって形作られてきた。今夜、私たちの天使が勝つ時がきた。全世界が米国に注目している。私たちが模範となって導かなければならない。」

「神はあなたを鷲の翼で持ち上げ、夜明けの吐息で支え、あなたを太陽のように輝かせ、そしてあなたを神の掌の上で抱きしめる。神の祝福と守りが全ての人の上に
ありますように・・」と最後は讃美歌を引用して締めくくっている

サタン側であるバイデン氏の勝利によって摂理はサタンの勝利になったのだろうか？
サンクチュアリや旧家庭連合の当事者に聞いてみたいものだ

韓お母様がオーム返しのように「国家を復帰しなさい」と言う言葉を語る前に
このバイデン氏の宣言に倣ってこういうべきである

「私は分断ではなく結束を目指す真の母になる。前に進むために互いを敵とみなすのは止めなければならない。私たちは敵ではない。私たちは統一家の家族だ。聖書は全てのことに季節が巡っていると教えている。立て直し、稲穂を刈り取り、種をまき、傷をいやす時が来た」

盲信的且つ狂信的になった宗教運動は悲劇的な結果に陥ることが歴史上何度もあった
サタン側のバイデン大統領が世界を滅ぼす当事者になるのか
それとも彼こそが新しい時代の神が送った先導者なのか
その是非はこれから証明されていくことだろう

大切なことは自分の良心に忠実に生きること
其れさえぶれていなければ
誰が神側であり、またそうでないのかが
きっと見分けることが出来るはずだからである