祝福家庭の皆様へ

1.12弟子の失敗を繰り返してはいけません


イエス様が最後の道を行かれるときに「最後の晩餐」でパンと葡萄酒を与えたように
私もあなた方に私の血統の種を与えたのです。
それはあなた方に私の血と肉を継承させ将来はそれぞれが氏族のメシアとなって
真の父母の位置に立ってもらいたいからです。


私が何故、基元節の前に聖和しなければならなかったのか
あなた方はもう一度祈ってみなければなりません。


サタンは最も信頼していた12弟子の一人ユダに入りました
終わりの時にはサタンはどこを狙うと思いますか?


真の家庭を狙うのです。


私の家庭を崩壊させればこの運動は分裂し方向を失って転覆していくからです。
サタンはあなた方が思っているほど簡単な相手ではありません。
私が讒訴条件を取られないためにあなた方が知らないところで
どれ程、蕩減条件を積んできたかをあなた方は一切知りません。


私の家庭がずたずたに引き裂かれ、日本の食口が世の中やマスコミの
標的になって叩かれていたことを私が知らなかったと思いますか?
土地も、財産も全てを捧げればその者たちの生活がどうなるのか知らない
私だったと思いますか?


私はただ神が人類を見る悲しみの心情を一日でも一分でも
一秒でも早く解いてあげたかったのです。
戦場で死の淵を彷徨いながら、食べる物もなく、飢え渇く子供たちが
今も世界中にいるではありませんか。


彼等はあなた方以上に神にすがり救いの声を上げているのです。
無理をして体を壊す日本の兄弟たちに私がいつも見たのは
あの悲しかったイエス様の姿です。


「父よ!私を見て悲しまないでください。あなたが人類の堕落にどれほど悲しまれてきたか私はよく知っています。私がその悲しみを引き受け、あなたを慰められるなら、私はどんな苦難も耐えて見せます」


このイエス様の決意をあなた方も引き継いで、あなた方の愛する人たちを犠牲にして私を支えてくれました。それは歴史の背後に慟哭する神を発見したからです。
私の晩年の悲しみはイエス様から頂いた使命の完遂が97%で終わったことです。
真の父母の完全なる勝利の基準は父だけで行われるものではありません。
母にもその責任があるのです。


お母様は最後の3%を未だに乗り越えることが出来ていません。
確かにお母様は素晴らしい信仰を持っています。
しかし信仰は使命感のことではないのです。
真の父母の位置に立つためには愛による勝利でなければなりません。
超えるべき最後のゴルゴダが残っているというのです。


復帰摂理の考えられないような憎悪に満ちた讒訴圏を
全ての女性を代表して蕩減していくというこの途方もない使命は
普通の人間には決して理解できるものではありません。
私は生涯を通して準備したのです。
その準備した道を私と共に絶対信仰を持って歩めば
必ず乗り越えることが出来たのです。


しかし原理は非情です。
何故なら如何なる人間も最後の一歩は自分の足で乗り越えなければならない
という責任分担があるからです。
3%とは怨讐を愛したという勝利でなければなりません。
使命感ではないのです。心情における愛の勝利のことなのです。
それがどれ程、困難なことかはその位置に立った者にしか分かりません。


お母様は自分勝手な道を行っているのです。
今、私があなた方に願うことはどうか私の心と一つになって欲しいと言うことだけです。
ゲッセマネの園で祈ったイエスの心情を思い出してください。
もし三人の弟子がイエス様と同じ心情圏にいたならば摂理は変わっていたのです。


三つに分かれてしまえば神が離れて行きます。
あなた方は既にそれを感じているはずです。


私の教えたことをこれから述べますが、もう一度言います
あなた方は12弟子の失敗を決して繰り返してはいけません。



2.女性の再創造


「それでは、メシヤは来て何をするのでしょうか? 再創造の役事をするのです。神様がアダムを造ってからエバを造るとき、アダムを手本にして造りました。アダムのあばら骨を抜いてエバを造ったという話は、手本にして造ったという意味です。
 アダムを造ったのちに、エバを造りましたか、エバを造ったのちにアダムを造りましたか? アダムを造ったのちにエバを造ったので、完成した男性的アダムが出てくるようになるならば、その完成したアダムを標本としてエバが完成されるのです。ところが、アダムが責任を果たせず堕落したので、女をサタン世界に行って探し求めてこなければならないのです。探し求めてくるのに強制して探し求めてくるのではありません。愛を中心として自然屈伏させ、サタンの血統を否定しなければなりません」


旧約聖書に書かれている膨大な内容の本質は無原罪のアダムを再び生むための
蕩減復帰の歴史だったと私はあなた方に教えました


タマルやマリアに象徴される不思議な物語はサタンの讒訴を受けない
第二アダムを迎える為の生死をかけた闘いの記録でした。


その基台の上にイエス様はサタンの讒訴を受けない立場で生まれたのです
そのイエス様の使命は失われたエバを復帰することだったのです


真の愛を復帰する為には愛の減少感を乗り越えなければなりません
ユダは三十枚の銀貨が欲しくてイエス様を裏切ったのではありません。
マグダラのマリアとイエスの関係の中に愛の減少感を感じたからなのです。
ユダはその愛の確執に恨みと寂しさを持ったが故
サタンに主管される条件を造ってしまったのです。
十二弟子の中では最も信頼があったからこそ金銭管理までも任されていたのに
ユダは歴史上、最大の裏切り者となってしまったのです。


イエス様の女性を復帰するという使命はそれ以来
歴史の表舞台からは完全に姿を消してしまいました。
そして二千年後の私が現れるまで天の秘密として隠されてきたのです。


私がイエス様と邂逅した時、
イエス様はその責任を継承してほしいと何度も懇願されました。
私は使命の内容を知れば知る程、恐ろしくなり、どれ程困惑し、悩んだかは
あなた方には想像すらできません。


お母様は三代の女性の純粋な信仰の基台の上に生まれたから
無原罪だと言っているようですが、そんな簡単に出来るのなら
イエス様も私もあのような苦悩な道を辿る必要はなかったのです。
人が想像することさえ出来ないほど複雑に絡みついた心情の世界を
一つ一つ解きほぐしながら原罪を解放する為に私が闘った血みどろの戦いは
お母様もこの世の人も誰一人知らないのです。


宇宙の母を認めるだけで全ての怨念が解放されるとするなら
かかる苦難の路程は必要のないことになってしまいます。
失われた位置を元に戻すために私がどのようにしてその道を行ったのかは
時あるごとに、あなた方にそっとヒントとして与えました。
何故ヒントなのかと言えば全てを語ってしまえば
あなた方にその責任が負いかぶさるからです。


「その婦人が朴雲女ハルモニ(丁得恩)でした。その婦人は復活したエバであると同時に堕落直後のエバの身代わりの役事をしているために、二つの側の役事をする人でした。ある時は神様も入ってきて役事され、又、ある時はサタンも入ってきて役事しました」
(真の父母様の生涯路程)


「エホバの婦人と言う女性が現れて、初めて復帰歴史を成し遂げることが出来ます」
(神様の摂理から見た南北統一)


「三時代を中心として、第一回の摂理においてエバを失ったのは神の恨みである。イエス様はその胎内においてマリアを中心としてそれを復帰する為に来た。其れをまた失ってしまった。・・・その三代の女の形を復帰できなければ本当の夫婦を兼ねた子女を、カインアベルとして一体とした子女を迎えることが出来ない。そういう蕩減的な女性たちが必要である」(血統転換)


朴ハルモニは李龍道、黄国柱と言った韓国のシャーマニズム的なキリスト教神霊集団に影響を受けた女性で自身を「神の母」と呼び、神の血統を持つ使命を持っていると主張していました。ハルモニの教えを纏めたものは「生の原理」と呼ばれ、その中心となる教義は「神の血統を持つためには自分の肉体を通した聖なる血を実体で体験しなければならない」と言うキリスト教では到底受け入れ難い宗教的秘儀が含まれていたのです。


私がそこで何をどのように取得したのかは誰にも伝えていませんが
それらの全ては三日儀式の原点になっているのです。


あなた方は当たり前のように祝福を受けましたが
骨子である聖酒式や実体での三日儀式の儀礼がどこからきて
どのような背景があるのかは知りません。
儀式の本質は具体的なのです。
なぜなら実体験が伴わなければ公式化することが出来ないからです。


この方法以外に堕落圏からの実体復帰はありえないという確信を得るために、
私が祈りの中で何度も神に問いかけても神さえも違うと否定しました。
私は一度こうと思ったらそれが納得できない限り引き下がらないという
頑固な性格を持っています。私は何度も何度も執拗に追求したのです。
そして或る時、神も霊界の聖賢たちもその通りだと認めることになったのです。


そのお婆さんが言うには「私はエホバの夫人だ、エホバの夫人!」だと言ったのです。エホバの夫人を探さなければなりません。エホバの夫人を探し出せない場合は、イエスの妻の位置(席)がないことを知っていますか?それを知っていますか? 原理がそうなのです。


タマルの話もマリアの話も当時の社会通念では極めて異常な行為です。
同じようにキリスト教の道徳観が出来上がった現代においても
復帰の不思議な経緯は公には受け入れがたいことなのです。
本然の愛の橋を架けるには実体的に男女間を繋げなければなりません。
私は失われた本然のアダムの愛の心情を70代、60代、50代、40代、
30代、20代の女性たちの中に橋を架けたのです。
そのことが実体復帰としての6マリアの話になったのです。
私の息子享進はそれを恥じてはならないと公に発表してくれました。


お母様も孝進が女性問題で離婚騒ぎになっているとき、私の女性関係は摂理であったので
お前とは使命が違うのだと何度も言い聞かせていました。


神山もダンベリーで共に収監されているときに、同じ質問をしてきたのです。
私は直接「それはその通りだ」と答えたのです。


神の見えない心情は被造物や人間の肉体を通して現象化するというのが創造原理です。
堕落したエバの復帰は本然のアダムによって真の愛で愛される以外に
再創造はできないのです。


原則的には全ての女性は私の実体的な相対に立つ以外に帰るべき道はありません。
しかし現実には不可能なことです。
従って私がとった作戦は肉的堕落の蕩減条件を年代ごとに象徴的に復帰することによって全ての女性を復帰したという立場に立たせたのです。


時が満ちたので本然のアダムとエバの歴史的な聖婚式を1960年に行いました
併しそれはまだ完全な父母の立場に復帰されたことを意味していません。
初期のメンバーは聖婚式直後から私の傍らに寄り沿っていた
崔元福先生を知っていることでしょう。


崔先生は聖婚後も何年も私たちと生活を共にし、まさに一緒に行動したのです。
私は彼女を母と呼ばせ、実際に結婚した当時17歳のお母様にも母のように侍らせました。
これはエバ復帰の為の重要な蕩減路程だったのです。


崔先生を正妻とし、お母様を妾のような立場においたのは
崔先生が復帰されたエバを代表する立場だったからです。
私が父の立場に立ち崔先生を復帰された母として
当時10代だったお母様を再創造していったのです


お母様は娘の立場から妻そして母の立場を逆の経路で蕩減路程を辿り
妾の立場から正妻の位置に戻る原理軌道を正す摂理を
七年間で勝利しなければなりませんでした


「再臨主は人類の母を探しに来られるのです。即ち,新婦を探しに来られるのです……それでは、そのような新婦、即ち母とはどのような基盤の上に生まれなければなりませんか。堕落世界のアベル的な母の基盤の上で生まれなければならないのです」
(祝福家庭と理想天国)


このアベル的な母の基盤とは大母様ではありません。
お母様は自分の肉の父母から無原罪で誕生したと主張していますが
それでは真のアダムの種がお母様の父親にもあることになってしまいます。
原理の再創造の観点から見れば崔先生を母としてでなければならないのです。


私が受け継いだイエス様の使命とはこのように数多くの女性たちを堕落圏から復帰して
その基盤の上に真の女性を再創造することだったのです。
お母様は崔先生のアベル的な母の基盤の上で血統を転換し
勝利の条件を引き継いだと確信したが故に神の日の設定がなされたのです。


こうした複雑な関係のなかで私たちが辿った心情の世界は
如何に蕩減といえども、想像を絶する葛藤と苦悩の連続だったのです。
あなた方は何もなかったかのように神の日や父母の日を祝いますが
私たちにとっては言葉で表すことが出来ない苦悩と悲しみが
その背後にあったということを忘れてはならないのです。


「堕落による歴史の糸のもつれは、それを解いて再創造することなどとてもできそうには思えないほど複雑なものとなり。神でさえどこから手を付けて摂理するか戸惑うほどです。……….あなた方は何も知りません…….なぜなら自分自身の歩んだかかる苦闘の40年路程は、二度と誰にも味わってもらいたくありませんし、息子や娘たちにはできるだけ優しい道を残してあげたいのが、親としての先生の気持ちです。」(創立以前の内的教会史)



3 血統の種


「もちろん、私たちは母の胎内から生まれたわけですが、さらに一歩さかのぼって考えてみるならば、生命の起源は、父から出発するのです。母の胎内にまでさかのぼっていくことによって血統は交差し、復帰されましたが、この場合、まだ父を迎えずにいます。そのようなわけで今日までクリスチャンたちは、母の霊である聖霊の力によって生命の根源、すなわち、生命の起源であり父である、来たるべきキリストのもとへ戻っていくことを望み、待ってきたのです。堕落する前に既に息子と娘の生命は、すべて父であるアダムの体の中で一つの種として出発していたわけです。息子や娘になる種は、父の体の中にあるのです。
このようなわけで、誰にでも、母が現れる前に真の父と一体化しなければならない七年期間があるのです。それゆえに皆さんは、まだ結婚していない完成したアダムの体の中にある種の立場へ戻っていかなければなりません。根源へ後戻りしなければならないのです。
 つまり、私たちはすべて、堕落しなかった人間である父から出発しなければならないのです。結局、堕落しなかった独身であるアダムの体から出発した種が、母の胎内にとどまらなければならないのです。そこにある種は本物であり、私たちはその位置へ戻っていかなければなりません。そして、真実そのことは、統一教会によって成されるのです」


この種が血統の根源でありその始まりがアダムだというのが原理です。
四千年のユダヤの歴史はアダムを再創造すること、そしてそのアダムの使命は
エバを再創造すること。それら全ては蕩減復帰原理によって逆の経路をたどりながら
心情の十字架を背負ってサタンに蹂躙された讒訴圏を清算し、
そこに本然の愛を復帰する為でした。


6000年ぶりに生まれた独生女は確かに事実です。
しかし女性を再創造するという役事が三代の純粋な女性の信仰だけで
本当に引き継がれるものだとあなた方は信じるのですか?


そこには女性は本然のアダムによってしか再創造されないという
愛の主体としてのイエスや私の使命が完全に欠落しています。


原理は主体者である男性が全力を投入をして対象である女性に
本然の愛を与えることから始まるのです。

そこが逆になってしまったことが堕落への道となったと言うことを
知らなければなりません。


僅かばかりのお金や地位や名誉に固執して
時の訪れを間違えてしまった律法学者やパリサイ人
イエスの側近としてみ旨に歩んでいた12弟子も
時の訪れを見誤ったことによって二千年の人類の悲劇を生む原因となったのです。


選ばれたイスラエルやキリスト教徒の背信によって
歴史がどれ程悲惨なことになったかはあなた方が一番良く知るところです。
銀貨三十枚でイエス様を裏切ったユダは栄光を受ける位置から
地獄の底に陥落したのです。


お母様を人間的に支え従うことが神の願いではないのです。
全ては原理を本然の位置に戻すための運動だったのです。


もう一度言います。
私が出会った神に祈り尋ねてみなさい。


そのことであなた方が全てを失って路上に投げ出されたとしても心配するに及びません。
私が最も悲惨な牢獄の中でも神は見捨てなかったことを知っているからです。
神は既に全てをご存じです。


自分の中に語り掛ける心の声に従って恐れることなく勇気を持つのです。
あなた方の後ろには多くの迷える子羊がいることを忘れてはなりません。
私は清平の王宮の中にいるのではなく
苦しみ悩み悲しむものたちの中に今もいるのです。


「なぜ三代が必要なのでしょうか。神様はなぜ家庭の中で三大王権を成したかったのでしょうか?それは、三大王権が時間の連続性を意味する為です。即ち、過去・現在・未来が三代の中で一つになります。その中には歴史の連続性や時間の永遠性があり、全てのものが共に存在するようになるのです。このように神は祖父母として、ご自身の孫たちへ実体的な愛を授けようとされました。皆さんが家庭で孫たちと分かち合う、そのような親密な愛の経験を神も願われたのであり、人間から遠く離れて、只見つめるだけの全知全能な神となることを
願われたのではありません」心情文化創造の主人


「真の御父母様と言う人物を信じれば天国の門が開かれるのではありません。
神様の創造目的は理想家庭を立てることでした。皆さんは祝福家庭として自分自身が誰であり、そして真の家庭とは何を意味しているのかをはっきりと認識しなければなりません」
文顕進

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