韓氏オモニの無原罪について2

ではこうした洪順愛氏が行った実体復帰が本当に血統を転換させたのでしょうか
そして無原罪の子供
韓鶴子氏を誕生させることになったのでしょうか?


その秘密は文師のみが知っているのですが
今回はここまでです


前回 韓氏オモニの「私は母胎から原罪なく生まれた」と言う科学的には論証できないことを一つの形而上学的観点から分析しましたが


これはその続きです


「真の父母思想とは創造以前から存在していた夜の神様の核心思想である
真の父母と言う言葉は創造以前からあった
真の父母は夜の神様の創造構想の中で存在していた」


「堕落以降の人類歴史の男性は神の種のない種なし天使長の立場になってしまった」


「堕落する前に既に息子と娘の生命は全て父である
アダムの体の中で一つの種として出発したわけです
息子や娘になる種は父の体の中にあるのです」


「真のお母様のお腹の中に入っていても
それは真のお父様の真の愛の血統には
まだつながっていないのです
お母様は真の愛と真の血統(種)を持っていません
向こうのほうなのです」


神の血統を地上に残すことがメシアの最も重要な使命でした
上述したみ言葉は血統の種は男性にあると言うことを
明確に語ったみ言葉です


人間の生命は精子と卵子がそれぞれのDNAを一つにして子供に引き継がれます
その意味では子供はそれぞれ親の半分の性相と形状を持っていることになります
では何故血統の種はアダムから出発したと言われたのでしょうか


文師は自分のことを一人なのに「真の父母」と呼ぶことがありました
普通で考えれば男性と女性がいなければ父母と呼ぶことは出来ません


又後年はご自身を創造前の神として「夜の神様」と呼び
韓氏オモニを創造後の神として「昼の神様」と呼びました


「夜の神様」「昼の神様」に関しては様々な解釈があるようですが
夜の神様と昼の神様について語られた中で私が一番気になった表現は
夜の神様と昼の神様が闘ったと言う表現でした


私なりの解釈です
それはご自身とオモニの闘いのことを
比喩したものではなかったのでしょうか


そしてその闘いの原因を検証してみると
今、論議している「復帰歴史は独生女を迎える為だった」と言う言葉に
集約できるのです
文師はこのことを察知して何度もオモニに警告しています


そのことに関しての文章は他で調べることが出来ますので割愛しますが
原理の骨子である血統転換の種は何かと言う文脈で
晩年語られた「夜の神様」と「昼の神様」をひも解くと
その言葉の意味がより一層明確になります


創造前の神「夜の神様」は原理的には二性性相の中和的主体です
創造後の神「昼の神様」は見えない神が二性に分立した実体のことです


夜の神様に管理されると言われた文師はご自身の中に真の父母の種
二性を持っていることを強調されたのです


生物学的に言っても男性と女性の両方の染色体は男性しかもっていません
女性は同性の染色体を持っていますが男性の染色体は持っていないのです
従って男性は独りでも真の父母という二性を持っていると言えるのです


この本然の種(二性)を血統的に浄化し後のアダムを
復帰することがイスラエル民族の歴史でした
聖書にはエバ復帰のことは一切書かれていません


唯一イエスのみが神の独り子として
歴史上初めて神の種を持った無原罪の人間として誕生したのです


文師が「アダムが完成すればエバはいくらでも復帰することが出来る」
と度々言われたのは神の血統の種が男性の中にあったからなのです


血統転換摂理を通して神の血統の二性の種を相続して生まれたイエスは
従って自身の心情の基準に見合う女性さえ再創造できれば
その胎を通して無原罪の子女を誕生させ理想家庭を出発することができたのです


韓氏オモニが私は母胎からですという根拠を
原理的に証明するためには
韓氏オモニの母である洪順愛氏が受けた種が
二性の種を持った夜の神様から来たものかどうかを
説明しなければなりません


韓氏オモニの言われた根拠は
三代の独女の敬虔な信仰と母親の洪順愛氏が準備された
神霊教団に侍ったからだと言うだけでは
原理的な血統転換の説明にはならないのです


無原罪で生まれたと言うのなら母親の洪順愛氏の夫の種が
神の血統に繋がっていなければなりません
もしそうならば彼もまたメシアとなってしまいます


そこを曖昧にした無原罪誕生はありえない話なのです


いくら家庭連合側の神学者が神学を研究し文師のみ言葉を都合よく
繋ぎ合わせて独生女論を構築しても
母胎が子供を誕生させることは出来ません
母胎に着地する種こそが血統の全てなのです


血統は縦的関係によって長子に繋がると言いうのが原理観です
日本の天皇制が男系血統を大切にしてきたのは
其の一点にあるからでしょう


「神様は男性格主体だと言ったでしょう?ですから男性が中心です
何故男性が中心かと言うと、赤ん坊の種、生命の種を持っているからです
女性には赤ん坊の種がありません。それが核です」
天一国主人の生活


「母の役割は父を離れてはありえない
母の役割は家庭を一つにすること
16歳でイエスにあった瞬間に原罪がなくなるという
簡単なことでは復帰歴史の意味がない
エバは父を裏切った
オモニも同じことをしている


オモニはアボジが育てたことを忘れている
そして最も大切な種が男からきていることを知らない


・・・君たちは一体何を信じているのか
神に繋がっていないから真の母の非原理性も判断できない
金孝南に惑わされたオモニは17歳の娘で何も知らない無知だった
それを父によって育てられたことを忘れている」
文顕進


現在家庭連合で行われている主張がなぜ危険かと言えば
神の摂理の最終的目的である血統の原理的根拠が
文師ではなく韓氏オモニになってしまうからです


メシア性は単に私が無原罪だと主張することによって
決まるわけではありません
原罪の有無を主張しても科学的には誰にも論証できないのです
メシアとはメシア以外には考えられない道を歩んだことに与えられる
称号なのです


「幾十星霜を有史以来だれひとりとして想像にも及ばなかった
蒼茫たる無形世界を彷徨い歩きつつ、神のみが記憶し給う血と汗と涙に
まみれた苦難の道を歩まれた。
人間として歩まなければならない最大の試練の道を
全て歩まなければ人類を救い得る最終的な真理を探し出すことは出来ない
と言う原理を知っておられたので、先生は単身、霊界と肉界の両界にわたる
億万のサタンと闘い勝利されたのである」
原理講論・総序

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