血統と民族性

聖書の奥儀は聖書が血統転換を述べた書物であると言うことです
不思議なことに日本の古事記も実は血統に関する書物なのです
神から継承された天孫降臨の話や歴代の天皇に纏わる話は
まさにイスラエル民族の歴史とある種の共時性さえ見つけることが出来ます


然るに日本人でありながら古事記や日本書紀を読んだと言う人は
あまりいないと言うのが現実で学校の教育でも殆ど取り上げることはありません


戦後、日本の国体に関する書物はGHQによって封印されてしまいましたから
戦後生まれの日本人は自分の血統、民族の歴史に関しては殆ど知りません


真の父母思想とは血統問題なのです
日本人が天皇家を民族の長子として守ってきたのは
天皇が継承する天皇霊が民族の血統を象徴するからなのです


本来は日本の統一信徒はこの天皇霊と神の血統問題を理解することが
最も重要なことであるにもかかわらず
己の民族の根源を一括りに堕落した天使長の血統としてきたのです


神が日本民族の中に万世一系と言われる天皇家を残してきた意味を研究することは
真の父母と言う血統圏に入籍した信徒の今後の一つの使命となるかも知れません


何故なら血統を変えると言うことは民族の根源を
新しいルーツに変えると言うことなのですから


その意味で我々が検証すべき天皇霊を考えてみる時に
重要なことは天皇霊が神に繋がっているかどうかと言うことになります


国家の復帰とは民族問題を抜きにして考えることは出来ません
古代における王権の権威の由来は
王の権威が神からのものだと言うことでした


古代エジプトにおいてその真偽は兎も角
支配者も被支配者も国王や君主を神
あるいは神から遣わされた人物と思っていました
支配者は神霊を受けるために
様々な民族的な王権神授のプロセスを行ってきたのです
文師も韓国の伝統衣装を着ていろんな儀式を執り行っています


それは神の権威を内外に示す意味においては欠かせない重要なことなのです
何故なら儀式の本質はこの世的でない能力或いは権威を示して
王権を確立する為の土台となるからです


天皇家は神から直接受けた天皇霊を血統的に守ってきた家系なのです
その儀式の中心が大嘗祭と呼ばれる行事です
それは皇太子が天皇霊を引き継ぐ重要な皇室の儀式として
例えば公式的には発表されていない秘儀に「真床追衾」という
非常に不思議な儀式があるのですが
天皇継承はその儀式によって行われると言うものです


民族神話を研究した第一人者の折口信夫によれば
それは天皇が布団の中に入り休まれている時に神を迎い入れると言う
一種の血統転換儀式に似たプロセスがあると言うのです
詳細はともかく興味深い話です


改めて「神日本」などと言われるまでもなく
日本は既に神国日本としての伝統を
天皇家を中心に引き継いできたのです


重要なことは文師が与える神の血統儀式と
日本の霊統を繋げるためには
どのようにすれば良いのかと言うことかも知れません


原理的には真の父母が人類の先祖になるわけですから
極論を言えば日本の国体の中心は文夫妻と言うことになります


その意味では感情的にも日本おける国家復帰とは簡単なものではなく
日本国民の血統、民族性のことに関わってくる重大な問題です


日本にいる韓国の指導者とは祝福を通して
血統的には同民族になったわけです
理論的には血に流れる情感に違和感が起こってはならないのですが
そこに韓国固有の文化や民族性が見られると違和感が生じるのは
単に日本民族としての血統の違いだけではなく
普遍性を感じられないからではないのでしょうか


国体とは国のかたちです、国のかたちは民族の血筋です
血縁関係が家族の結びつきを強めるように
その家族の結束が長い歴史を通して拡大したものが民族国家なのです


キリストの世界的な血統圏が霊的につくられているのが
西洋キリスト教社会です


祝福運動は果たして韓民族の伝統文化の壁を越え
世界中にその血統圏を広げることが出来るのでしょうか
またこうした本質的問題を国の指導者に提起したとき
それを乗り越える普遍性を伝えることが出来る実体となっているのでしょうか


血統を継承する二世たちが増えるにつけ
漸く地上に実体の王国とは何かを
具体的に論じる時が来たのかもしれません

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