内的世界の重要性

暫く自然の中で静かに内的世界を旅していました


この宇宙が無限であるように人間の内面も無限に繋がっています


人間は霊肉の二重的存在です
肉体は外的に地上に繋がり
心は内的霊界に繋がっています


アボジのみ言葉を読むとは霊的行為です
コトバの背後には霊界があります


地上の被造世界は全て見えない霊的なものが支えています
極論を言えば霊が凝縮したものが物質世界です
そのことを現代の脳科学者たちはクオリアと表現しました


自然の中に入ると自然を構成している
事物の本質に直接触れることが出来ます
見えない本質に内的感覚を合わせると
理性を超えた心情圏に繋がり
そこに道徳律があることが直感できます


それを体得した人を精神指導者と呼びました
歴史上で人類に貢献した彼らは
皆その道徳律に触れた人たちです


条件つけられた知識を土台とした認識ではなく
事物の向こう側から霊を主体として見ると
この世が違って見えてくるのです


原理はそれを「神の立場に立つ」と表現しました


アボジが最後に到達した境地は
当たり前のことですが堕落前のアダムの状態です
それは神の側からこの現象世界を見る眼差しのことです


残念なことに堕落した天使長の血統圏に生まれた人類は
全ての認識をこの地上の世界観からしか見ることが
出来なくなってしまったのです


多くの宗教の教祖は神から啓示を受けた時は
神の側から見ることが可能となるのですが
それを権威として慢心や驕りが出てくると
自我肥大現象に陥り自己を神と同一視してしまいます


その権威の下で弟子たちは組織を拡大するので
宗教組織は権威が次第に権力になるのです


教祖を神格化する崇拝が始まり
信徒に神を対象化する教祖信仰を教え
弟子たちは宗教的位階制度に執着し
祭壇の上に祭り上げた教祖を先頭に立てた
自己保全体制を築くのです


こうして彼らは信徒を神の子としてみるのではなく
従者、羊として飼いならすことに専念するのです


小山田さんが分派に行こうとする古参のシックと面談したとき
「羊泥棒だけはやめてくれ」といったのは
まさに組織を保全しようとする教権勢力の主従関係を
無意識のうちに吐露しているのです


教団の目的は従って常にどの宗教も強勢拡大が中心となり
自分たちの教義の中に他の宗教を取り込むことが中心となるのです


後天時代とは自分たちの教義に人を改宗させるのではなく
全ての宗教の共通する普遍的真理を繋げることによって
その終着点に「神の下の一大家族理想」が完成する時代のことです


原理は誰のものでもなく神のものなのです
それは貴方の内的世界に広がっているのです

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