韓氏オモニの供述から見えること

人類一家族理想を目標にしているのに創始者の死後なぜ分裂状態になってしまったのか?
その原因に韓氏オモニの見解が今までの原理観と違うことにあることが
少しづつ見えてきました。
その意味においても今回の韓氏オモニの供述は貴重な発言でした


以下要点をもう一度記してみます


1. あらゆる摂理機関における責任者に全権を与えたが例えば雇用や解雇に関して
或いは他の決定に関しての許可も全て真の母から裁可を受けなければならない
理事会やボードメンバーの決定が常識の会社の在り方と信仰を混同している?)
 
2. 絶対信仰・絶対愛・絶対服従は真の父母に対して行うこと。なぜなら真の父母を通してしか神に通じることが出来ないから
超宗教運動に参加している宗教指導者は神と通じていなかったことになるので
宗教統一は難しくなるのでは?


3. 独生女として生まれたので幼い年の頃から摂理を神様から教えられていた。
誰からも学んでいない。
文師の見解と180度違うことになる「オモニは私が教育した・・・」)


4. 私の息子たちは皆、満足する様な息子はいない。もっと成長しないと。真の父母の本質を全く知らない。彼らは真の父母に絶対服従しなければならない。絶対愛・絶対信仰を持たなければならない。それが子供達の父母に対する責任だ。
母子協助とは母に服従することなのか?)


5. 朴普煕氏がUCI会長を務めていた当時、朴氏はUCIは理事たちと役員たちによって統治されるので文師から直接コントロールを受けるのではないという陳述記録がある。韓氏オモニはそのことに対しては一切覚えていないし又同意もできないと語る。
この世の法を認めないと言うことなのか?)


6. 1998年度プレストン氏の就任式当時、文牧師は、プレストンが統一運動の次世代のリーダーになるだろうと言われたことに対して就任式のスピーチも憶えていない。「第四アダムの時代がプレストンが家庭連合の副会長になる事で始まる。」と語られたことも記憶にないと否定、同意もしていない。
三大権は故孝進様以外認めない?


7. 次世代リーダーはいないので最高委員会の13人が選定する人が代を引き継ぐ
上層部はこの体制が来ることを待っているのか?小山田さんが最高指導者になる可能性もある?)


8. 文師が真の母の身分から除名することが出来る権限があったかの質問に対して
そのような権限はない。
文師の見解と違う「母の立場は私がいくらでも作ることは出来る・・・」


9. 創造主神様が立てた創造原則に結果を見ることができる人は真の父母だ。そのためにすべての面ですべての統一教会の機関でも外の機関でも、結局は主人に侍らなくてはならない。主人は一人だ。神様に侍る団体にならなければ結果がない。発展がない。未来がない。統一教会は、どうやって神様の子供になることができるか、道を教えてくれる教会だよ。だからすべての分野の人たちを教育するための機関だ。それでは顯進もGPFをするには、両親に許可を受けなければならないのであり、報告もせず自分勝手に公的な財産を全部売ってしまって自分のポケットに入れて、両親が世界宣教のために乗って行き来していた飛行機も売ってしまって、そんなのが子供なの? お父さんの聖和後に息子の役割もできなかった。それが息子だというのか。
自家用の飛行機を手放したことが悔しいのでしょうか?人間的な不満感が強く感じられます。飛行機の維持費やパイロットの管理には月々大変な金額がかかります。
一機飛ばして韓国から米国に行くためには何千万円単位の金額がかかります。
通常のファーストクラスで行ってもその経費の10%程度で済みます
公金は慎むべきだと思いますが、如何なものでしょう?


以上これらの供述を再度読むながら見えてきたことは


1 独生女に信仰をもって服従しなければいかなる人間たりとも救いに預かることは
出来ない。
2 あらゆる摂理機関は独自的に判断してはいけない全ては独生女の許可と裁可が必
要となる
3 自分が選んだ13人の最高委員会の幹部が将来のリーダーの決定権を持つ
4 誰も私を教育したものなどいない全ては神から直接教えられた


これだけ読めば恐ろしい独裁者を神は地上に誕生させ人類をその支配下に従わせよう
としているかのようにも見えます


普遍的真理から判断してもこの考えが全て正しいと言える人がいるのでしょうか
神が人間に与えた最も大切な精神性の一つが自由でした


自由が束縛され抑圧されたが故にどれほど人間は苦しんだことでしょう
その為に神は人間に良心を与え良心に従って真理の道を個々の責任分担として
成長することを願われたのです。


人間の尊厳は自由と責任を自分自身で果たすことなのですが
その行動の一つ一つに関して韓氏オモニの許可を受けなければ何事も決定できないと
すれば人間は主体意識のないひ弱で無責任な従者で終わります。


韓国の儒教的伝統である朱子学は孝を強調します。
そこから来た親に対する孝情は今では韓氏オモニの代名詞となっています


その表れは各地での大会に反映され、無条件ダンスなどは良い例でしょう。
朱子学の伝統を無意識のうちに築いている韓氏オモニは自分の息子たちが
西洋の文化であるキリスト教世界で育ったことを快く思っていないのでしょうか?


キリスト教はまさに何人も創造主以外は上に配さないことが伝統です
しかも文師が出会った神は上に君臨する神ではなく悲しい無力な涙の神でした


その象徴であるイエスも上にいたのではなく最も低いところで
謙遜と感謝の心情をもっていたから救い主と呼ばれたのです

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