摂理の最終目的はどこにあるのでしょうか?1

数回にわたって韓氏オモニ、お母様に関する
批判的な文章を書きましたが
その意図は教権幹部の幻惑から
目覚めてほしいと願ったからです


そして本然の母の位置に一日も早く戻っていただきたい
というのが本心です


摂理の最終的な目的がどこにあるのかを
二回にわたって述べさせていただきます


コトバによる説明や解釈にはいつも限界があります
如何様にも解釈が可能だからです


願わくばこの拙い文章を読まれる方が
神の夢の実現の為に最適な判断を下されることを
願うばかりです




再臨主の使命を持った文師の最終的な摂理の目標は
どこにあったのでしょうか?


「堕落が何か知らないでしょう?堕落が分からなければなりません。
どのように堕落したか。例えれば、神様一人ではなく、神様に弟がいたのです。
アダム・エバ、天使世界を創ったのは、神様が一人で創ったのではないのです」


晩年の文師のみ言葉は比喩やたとえが多く
分かりにくいと言うことですが神の弟の話から始めます


摂理の最終目的は復帰された家庭を通しての
神の創造理想である愛の完成でした


創造は最初に天使界を霊的に創造し
兄が神の立場とすれば
弟が天使長の立場に立ったのです


これがどれ程既存のキリスト教会においては
革命的な神観であったかと言うことは
誰よりも文師が知っていたので最後の最後まで
公に語ることが出来なかったのです


文師は神を天の父母である前に兄弟として表現し
実体である地上界をその兄弟である神と天使が協力して
創造したというのです


そしてアダム家庭の三代圏を成就して
地上の父母の立場を確立した時に
初めて天の父母様となり
天使も祝福を得て本然の位置に立たせるというのが
天界と地上界を連結する創造計画でした


晩年の「夜の神様と昼の神様」はその意味で理解しなければ
神と天使の兄弟の意味が何を象徴しているのか
理解することは到底出来ません


霊的なものは実体を通さないと完成しないのが原理です
創造前の「夜の神様」は創造後の「昼の神様」が完成して初めて
一体となり天宙が完成するというのです


ところが昼の神様は失敗してしまいました
それは昼の神様の象徴的立場である韓氏オモニも含まれるのです


オモニには残された国家的レベルにおける3%の果たすべき責任が
含まれていたのですが2000年以降、少しづつアボジとオモニの間に
心情の溝が生まれたのです
そのことを晩年になってアボジは深刻に悩んだはずです


一連の完成、完結宣言はあくまでも象徴的宣言であって
実体における三代圏は未だ成就していないのです


堕落とは霊的な神の心情圏と実体圏が離反したことを意味します
神は何故神と天使の関係を兄弟だと言ったのでしょうか?


兄弟とは父母があっての表現なのです
それは神もまた概念上の二性性相から
実体の父母になる必要があったのです


天の父母になる為には地上でその基台を完成しなければなりません
真の家庭が実体的に完成して神もまた天の父母の位置に安着できるというのです


人間は生まれた時から環境によって保護されなければ
生きて行くことは出来ないように創造されています


それは神話にあるアダムもエバも同様であって
成長期間は環境に保護されながら成長しなければなりません


霊的存在の天使が物体を動かして
生まれたばかりの赤ん坊の世話をすることは
地上の物質原理では不可能なのです


生物学的に人間には臍のうがあるのですから
アダムとエバも肉体は親と臍のうで繋がっていなければなりません


このことの詳細は進化論とも関連しますので
今回は趣旨が異なる故、述べませんが
いつか機会があれば私の見解を改めて書いてみたいと思います


堕落論はあくまでもキリスト教徒に対しての啓示書なのです
そしてはっきりと理解しなければならないことは
創造前の天使界(霊界)との関係は霊的認識を抜きにしては
堕落論を本当の意味で論証することは出来ないということです


文師は霊的世界での闘いが最初の使命だったと言います
その闘った実りが堕落論として発表されたのですが
繰り返しますが、あくまでもキリスト教徒に対しての失楽園の
隠されてきた真相を明かしたのです
従ってキリスト教の基盤がない人間にはその真偽を確かめることは
もともと困難なことだったのです


神話はあくまでも霊的実相界に関する象徴的な啓示なのです


文師の霊的闘いは創造前の霊界における神の創造の目的が
何であったのかということを探求したのです
そしてその秘密がアダム家庭の中にあることを発見しました


一連の会合や大会で発言されている韓氏オモニは
最も重要なことを忘れています


独生子も独生女も何のために生まれかと言えば
神の似姿を地上で実現すること
真の家庭を完成することにあるのです


神の霊的本質は愛の定着です
愛は祖父母、父母、子女の三世代が地上で
神の愛に完全に繋がった時に
初めて霊的に完成されるのです


メシアとは自分に対して「絶対信仰、絶対服従」を強要する人ではなく
三代圏を完成させる人でありそれは以外の何物でもありません。


イエスが何故失敗したのかと言えば愛の完成を三世代にわたって
実体で示すことが出来なかったからです


本来の基元節は祖父母の立場の文夫妻、
長子(孝進様に代わって)の立場の顕進夫妻
そしてその子女様の家庭が立つことを
アボジは一番願われたはずです


この三家庭が神を中心として四位基台を造れば12数が完成します
12数が完成すれば13の天使界が立つというのが原理だったのです


復帰上は天使長に主管されていた人類が祝福の恩恵によって
再び本然の位置に戻るということです


その日をアボジは2013年1月13日と決めていました
13数は天使界が本然の位置に帰ることを象徴している数なのです


では晩年のアボジのみ言葉を読んでみましょう


「人間の堕落とは何だった? それはどのようにして起こった? 
私が最近明かしたことはこうだ――神様には兄弟があったか、なかったか?
あなた方はどう思う? 神はアダムとエバと天使世界を、
ひとりで創造されたのではないのだ。
だれもこれを知る者がいない。
私はこの世界に責任を持つ者として、
神はアダムをひとりで創られたのではないことを突き止めた。


では誰が神の弟を創ったのか? 
神が、自分が兄になるために、弟、仕える者としての天使長を創られた。
神様はひとりでは創造することができず、
自分の弟との協力でなさったのだ。神と神の弟は、主体と対象の間柄で、
目的のために議論し助け合ったのだ。
パートナーがいなければ幸福はない。


そこで創造の過程において兄と弟がいたのだ。
神は弟と一緒にアダムとエバを創り始められた。
なぜ神様は、弟を未完成の状態に創っておいて、
アダムとエバを創り始められたのだろうか? 
アダムとエバは、兄である神の息子と娘になる予定であり、
アダムとエバが家庭を持ち始めたら、兄である神は、
もっとすばらしい息子と娘を弟に与えようという
驚くべき約束があったのだ。


これがあったから、弟としてのルーシェルは創造の過程において幸福だったのだ」


「兄と弟の間には確固たる約束があった。それは、アダムとエバから
13世代が過ぎた後、兄は弟に、
弟がアダムとエバの子孫の中から
欲しいと思う伴侶となるべき娘を与えよう、
そしてもし弟が欲しいと思う者がいなければ、
兄は弟のためにもう一度創造するというものであった。」


文師が生涯を通して闘ったのは天使長の復帰でした
何故なら天使長は神の弟だったからです
文師はその天使長と兄弟になることが
復帰の重要な摂理だったのです


次回に続く

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