「お母様しっかりして下さい」

原理講師の井田さんが三弟子の金栄輝先生にお会いしたとき
「お母様は原理も聖書も分かっていない」と言われたそうですが
改めて言われるまでもなく
今までの言動を見れば誰もが感じるところでした


しかし表立ってはっきりと言うことが出来なかったのは
まさに金栄輝先生が言われたように
真の父母によって祝福を受けたこと
また心情的にも長い間苦労された涙の路程を思えば
まさに「大人の対応」をせざるを得なかったのかも知れません


文師も嘗て「オモニは原理が分かっていない」
と述べられたことがありました


長い間教会の内部にいて信仰の手本のような
金栄輝先生だからこそ
「今のお母様には困ったものだ」
と言うことが出来たのでしょう


また日本の要職にある幹部たちも
同じように間違っていると分かっていながら
過去の恩義があるので従っているのかも知れません


しかしこの姿勢が一般信徒をどれほど混乱させ
それが分裂に走らせた原因になったことを肝に銘じるべきです
単なる人間的同情心がどのような結果に結びつくのかは
復帰原理を改めて持ち出すまでもないことです


アブラハムが鳩を割かなかったことが
後の400年の苦役に繋がったことを教訓として学びました
「この程度ならいいだろう」という思いの中にサタンが介在するのです


イエスを生んだマリアが
その後の使命を果たさなかったことによって
どれ程人類を苦しめる結果になったかは
既に何度も聞かされていることです


祝福の恩義があるので間違っていても
黙って従うことが神の認める正しい信仰姿勢だとすれば
まさにマリアの失敗を是認しているようなものです
真理を唱える観点から見れば欺瞞以外の何物でもありません


宗教の指導者たるものは自己の事情や栄達を憂慮する前に
従う信徒たちに対する霊的生命への責任があるはずです
人情や恩義を云々する前に真理に対して毅然とするべきなのです


「私は無原罪で生まれた」
「私は神と一体、神そのものです」
一連の独生女論から始まった韓鶴子総裁の原理観を
受け入れられる人にとっては新しい真理として
みなせばよいのでしょうが
文師が残したみ言葉からはどうしても理解できない人にとっては
受け入れ難いというのは当然のことなのです


ましてや三弟子の一人までもおかしいと言われている事実に対して
これ以上の詭弁は許されません
教会の混乱と分裂のきっかけが韓鶴子総裁ご自身にあることは
もはや誰が見ても明白です


今回も韓日祝福で渡韓した日本人女性との集会の中で
「戦時中、故久保木会長が中国の特殊部隊に勤務し
生体実験に関与していた」と言われたとブログに出ていましたが
13歳の少年にどんな仕事ができたというのでしょうか?

もし本当に言われたのであれば無知も甚しく

即座に訂正し詫びるように
側近たちは進言すべきなのです
お母様は神と三位一体だからと何でも信じるのだとすれば
この運動にはもはや真実も真理もなく
只の烏合の衆になってしまいます


不都合なことに対してはいつも固く口を閉ざし
ひたすら自分のイメージの中にある真の母を思い描き
苦労されたからと同情するだけでは何も解決できません


ましてや真実を歪曲することがどれ程
宗教活動において致命的になるかは
霊感商法で実証済みではありませんか


ご自身の息子や娘たちでさえ
自分の肉の母の立場を認めても
人類救済の真の父母としての使命はとうの昔に
喪失してしまったと言っておられます


韓鶴子総裁を真の母として信じているのなら
間違った歴史認識や人間理解に対して
「それは違います」とはっきり伝えることが信仰者のとるべき態度であり
それこそが親に対する愛なのです
本来の母の位置に戻ってもらう時間はまだあるのですから
真剣にそれが実現できるよう努力するのが
本当の忠誠であり恩義に報いることなのではないのでしょうか


誰がどこの組織に所属しているかが問題ではなく
自分が神の前にどうあるべきかが重要であり
そのことを今問われているのでしょう

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