掛け声だけで終わらなければ良いのですが

南北統一に関して文大統領は一貫して融和政策をとろうとしています
去年の欧州訪問時もフランスやイギリスとの首脳会談でも
経済制裁を緩和するように要請していました


一番の問題である核の検証方法、或いは人権に関しても一切語らずに
北との民族統一だけが目的であるかのような発言に終始していました


UC統一運動も南北統一を悲願として常にクローズアップしてきましたが
具体的方法論と実践においては三男さん以外にはどこにも
そのことを真剣に成し遂げようとする動きが見当たりません


ここで明確に知るべきことは朝鮮戦争とは北朝鮮と韓国の戦争だったのではなく
北は中国と一緒になって南に侵略してきたと言うことです
歴史をさかのぼればかつての元寇も当時の高麗の所有する船を使って
中国と朝鮮が日本へ侵攻してきたのです


何故韓国が中国に対して朝鮮戦争の賠償を言わないかと言えば
常に力を持つ中国の属国のような立場をとっていたからです
これを強いものに対しては従属する事大主義と呼びます


今まで38度線が神とサタンの分岐点だと学んできました
従ってこの境界線が取り払われ南北が一体となれば
神の国が実現される大きな条件になるというのが摂理観でした
また朝鮮戦争が始まったのは第二次世界大戦が終わった時点で
キリスト教が文師を受け入れなかったのでその蕩減として
カインとアベルに分かれたという解釈でした


しかし歴史の実態はどうだったのでしょうか?
韓国の初代大統領は李承晩でした
1948年に就任した李は対馬と竹島の領土を割譲するよう
アメリカ政府に要請したのですが国務省から拒絶されたので
李承晩ラインを独自に作成して竹島を武力で強奪したのです


連合軍に占領され武力を解除された日本は当時どうすることもできませんでした
次に李承晩は韓国南部に軍隊を集結させて対馬侵攻を準備していた時に
アメリカの国務長官だったアチソン長官は共産主義の封じ込め政策に関して
「韓国は守備範囲ではない」と宣言したのです


韓国政府は韓国南部に主力の韓国軍を集結していたこと
加えて国務長官の防衛ラインを
日本の対馬までに下したことを聞いた金日成は
すぐさまスターリンの了承を得て南に侵略することを決めたのです。


手薄となった38度線を越えて一気に北が侵攻したことは
誰もが知るところです


こうした歴史の背後関係はあまり表に出ていません


国家の攻防は力の均衡によって左右されます
竹島や対馬に関する韓国の見解
尖閣諸島に対する中国の見解
こうした領土問題の軋轢を曲がりなりにも維持しているのは
経済と軍事力に依る力のバランスなのです


日本は国の領土問題に関して常に受動的なのは
憲法上攻撃的な軍事行動を起こすことが出来ないからなのです


中国や北朝鮮が突如南侵を開始しその結果
何百万人と言う犠牲者が出た朝鮮半島
また現在でも行われている非人道的な
中国や北朝鮮の統治の在り方に対して
韓国から非難する声はいま殆ど聴こえてきません


ところが日本に対しては慰安婦も徴用工問題も
解決方向或いは解決済みの事案であったにもかかわらず
再び蒸し返し国民の敵対関係だけを助長しているのです


北朝鮮の非人道的行為に対しては目をつぶっても
日本に対しては「親日派財産没収法」と言う奇妙な法を設定し
事後法は法律的にも容認されないにも関わらず
過去にさかのぼって反日政策を奨励しているのです


このままでいけば南北統一は日本を仮想敵国として
新たな北東アジアの防衛ラインが決定されるかもしれません


三月一日の独立運動百周年に向けて
国を挙げて大きな行事を準備しているようですが
このままでいけば南北共同で独立運動の意義を確認する矛先が
日本になることは疑う余地がありません


既に報道によれば日本企業に対する裁判による差し押さえの具体的実行を
独立運動の日に向けて準備しているとのことです


統一戦線を構築しようとする南北の左翼政権は
確実に日本を朝鮮半島の共通の敵として
統一国家建設の原動力としているように見えます


慰安婦合意の破棄
不当な徴用工の最高裁の判決
日本の哨戒機に対する照射問題等
その兆候は至る所に表れています


神の祝福とはアダムとエバの真の愛による一体化でした
国家的レベルの摂理は日本と韓国の一体化だというのが原理観です


アダム国家とエバ国家の主流的心情が真の愛ではなく
憎悪と恨みに代わる時
民族の行く末が暗澹たるものになることは
蕩減復帰摂理を持ち出すまでもないことです


日本に対する恨みの感情を民族統一の力にしようとしているのが
文在寅大統領を中心とする韓国の左翼政権であるとするならば
朝鮮半島の統一を「恩讐を愛する」という文師の教えで
変えていかなければならないはずです


三月一日の独立運動は「憎悪と恨み」か「恩讐を愛する」のか
この神とサタンの二つの心情圏の闘いなのかもしれません


文師が生まれて100年になろうとする朝鮮半島に
文師が生涯をかけた「恩讐を愛する」という
神の戦略は定着するのでしょうか?
文師は不気味な予言を残しています

「大韓民国が共産主義に敗れた場合は、跡形もなく消え失せてしまいます」

摂理の中心的使命を担っていると信じていたUC統一運動も
内部から分裂しその求心力を失い続けています


「教会が一つから二つに分かれ、そのようにして三回分かれると、
神様は去っていきます


摂理の春は本当に来ているのでしょうか?
韓鶴子総裁は年頭に祖国統一に関してこのように述べています


「真の父母の祝福を受ける立場だけが真正なる統一韓国
世界万民が望む、戦争と葛藤のない宗教の壁、文化の壁、人種の壁
人間が造った全ての壁を取り除くことが出来るのであり
真の父母に出会わなければ、神様の息子娘になれない・・
そのような人類になれるよう願います」


「一年しか残っていないこの年に、天の父母様に侍る神統一韓国になることで
この民族の未来と希望があるのであり、真の主人は誰であるのかを知っている
天一国の民、祝福を受けた民族として、必ずや、天と世界の前に
責任を果たす国民になることを願います」


このメッセージを受けて
日本家庭連合の今年の三大目標がブログにアップされていました
天の前に果たすべき責任とは


1 神氏族メシア430家庭祝福勝利
2 自らが三大圏祝福理想の実体となる
3 救国救世基盤の造成、高地奪回を目指す


この三つとも今までのように掛け声だけに終わらなければ良いのですが・・・

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