お母様はルーシェルよりも恐ろしい

2008年は統一運動における劇的な転換の時でした
それはメシアの使命とは何か?を改めて問いかけることでもあったのです
文師が失われた神の創造目的を元に戻すために
最も心を砕いたことは蕩減と言うことでした


神の本然の心情圏に入り込んだサタンの讒訴圏を如何に清算し元の状態に戻すか?
この使命がメシアの使命だったからです


讒訴圏を撤廃するための闘いが文師の数多くの宣言や儀式の本質です
何もない荒涼とした土地に新たな家を建て共同体を発足させ
民族から国を建てようとしたのは偏に讒訴圏を撤廃して新たな
神の心情に沿った理想のモデルを建設しようとしたからです


その出発点が理想の家庭と言うモデルでした


ところが2008年はその真の家庭の三大圏が奪われてしまったのです
それが3月17日の孝進様の聖和でした
理想の家庭の長子として先例を立てることが出来ずに家庭を壊し
自らが麻薬や酒に溺れ家庭外における女性関係を持てば、当然、讒訴とならないはずがありません。家庭は崩壊して離婚と言うことになったのです


後に信徒の前で涙を流して悔い改めたのですが多くの兄弟姉妹たちに衝撃を与え、
中にはこの運動の真偽さえ分からなくなってしまい離教に繋がったからです


4月6日は真のお母様と顕進様、国進様を立たせて一体化の特別儀式をしたのは
新たな母を中心とした兄弟の一体化の霊的な手続きが何よりも必要だったからでしょう


しかし当時の写真を見る限りにおいては、手を繋ぎ一体化しているように見えても
内面は一つになっていないと言うことが三者の険しい顔に現れています


4月13日になると韓国国会議員選挙の結果が惨敗となりました
家庭堂と言う政党は誰一人として国政に当選するものがいなかったのです
統一運動が全国に浸透しているものと信じていた文師は
この結果に大きな衝撃を受けたと聞きます


讒訴圏を撤廃し神の版図を根付かせるはずの運動が
韓国の国民の中に広がっていないことを証明したからです
この惨敗の報告を受けた文師の心には蕩減と言う二文字が再び
脳裏に浮かんだはずです


4月18日になると新たな方向性を打ち出しました
それが享進様の世界会長就任でした
カインとアベルを一つにするエバの母子協助が失敗した後
神が立てた人物がセツでした
享進様はその役割を持って新たな真の家庭の三大圏と兄弟の一体化を
しなければならなかったのでしょう
ところが新たな統一教を興し不可思議な宗教儀式を取り入れるばかりで
兄弟の一体化にはつながりませんでした


7月19日 ヘリコプターの墜落事故で讒訴圏は直接的に真の家庭に降りかかりました
一命を取り留めたのですがこの事故も大きな衝撃を与えました


その後、仁進様がアメリカ総会長に就任すると
長子の立場であった顕進様は突如その位置から外され
そこから、後の束草事件が起こり真の家庭が決定的に分裂して行くことになるのです


この2008年は霊界の讒訴圏を解放してきた文師の生涯でも
最も大きな転換の時でした
讒訴圏を解放することに生涯をかけて来たこの運動が
実は新たな讒訴圏を造っていたのです


その讒訴圏の最大の原因が韓鶴子女史から始まっていたからです
長子の立場の顕進氏は追放され
其の追放に加担した享進氏と国進の兄弟も
韓鶴子夫人によって追放されてしまったのです


策略に気が付いた時は後の祭りで
騙された享進・国進兄弟はなすすべもなく母を呪詛するだけだったのです


父母の心情、僕の身体
怨讐を愛する
為に生きる


これが讒訴圏を解放する蕩減の意味でした
信徒達は自らを犠牲にして献身的にみ旨の為だと
全てを捧げ無私の精神で涙と汗を流し
真の家庭の為に尽くしてきたのです


その一番の印が献金でした


お金には捧げた人の心が入っています
なけなしのお金を借金をしながらカード破産までして
主の為に摂理の為にと身を粉にして捧げた心情が入っているのです


涙と汗の結晶の献金は世のため人の為に使われる時にその代価として
讒訴圏が解放されるのでしょうが
もし正しく使用されなければそれが新たな讒訴圏を
生み出すことになるのは当然のことです


霊感商法も讒訴の一つでした


何とかして必死で病気を治したい
子供を救いたい
こういう人たちの心をその如くに引き上げるはずのお金が
献金目標だけが優先することによって
本来の目的からそれて行ったからです


また献金を湯水のように使用した側にも大きな責任があったのです
私腹を肥やす幹部、蕩減をさせてあげるのだという傲慢な態度
韓国人幹部たちも新たな讒訴圏を造ったのです


讒訴圏の解放が逆に讒訴圏を積み上げてしまう運動が打たれるのは当然のことです
真の家庭を中心に2008年は根底から打たれたのです


莫大なお金を費やして数多くの大会や組織を運営し
実体的な基盤が造られたのは一時的なことだったのです


何よりも真の家庭が壊滅的に打たれたのは単にカインの祝福家庭が
守らなかったと言うだけではなく長子の堕落、母と子供の不一致
アベル家庭である真の家庭にも責任分担があったのです


こうしたことが呪詛のように積み重なったのでしょう
韓夫人の言葉がそれを如実に表しています
「お父様が正しく整理出来ないから、変な息子が出てきた」
それはそのまま本人のことでもあるのです
「お母様が正しく整理できないから変な息子がでてきたのです」


清平に立てた石像は女性の強さを示す象徴的なものでしょう
女性が長い間苦しんできた歴史は誰も否定できません
その女性たちが立ち上がったいま
世界各地ではフェミニズム運動が市民権を得て
批判を許さない風潮がどこの国でも起こっています


森さんの女性蔑視と見られる言動が世界中に流れるや否や
即座に辞任を余儀なくされるのも
女性と男性の間に真の愛の関係がなくなっているからかも知れません


完全に愛された妻は夫を称えるものです
残念ながら韓夫人は真逆なことをしているのです
もし神の摂理の中心である真の父母がその位置を離れたなら
どうなるのか?


疫病のようになるのです


コロナは外出を禁じています
感染者は家族でさえも面会を許されないのです
社会生活も人との絆も全てが遮断されます


この世界の現状こそ神の警告なのではないのでしょうか?


韓夫人の心の闇が真の母の位置を離れ、家族を離反させ、
そのことが世界に影響を与えるものだとすれば
摂理的人物とはかくも恐ろしい立場なのです


韓夫人の四つの本性とは
1. 神の立場に立てない:天使長のように自分が神になろうとしている
2. 自己の位置を離れる:対象としての母の位置を離れ自分が中心になっている
3. 主管性転倒:自分こそが罪のない独生女だと逆主管している
4. 罪の繁殖:息子たちを裁判で争い世の中に自分たちの悪いところを繁殖している


これが創造本性でないことは誰もが知るところです


「お母様は独自路線を行っている。....お前たちも皆お母様とグルになって私と違う道をいっている....お父様の話を聞かずお母様が私の言うことを聞けと言うのは、お母様はルーシェルよりもさらに恐ろしい存在だ」統一教会の分裂 p 198~199


晩年の文師のこの言葉は文字通りの意味であるかのように
この運動を根底から破壊し続けているのです


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