摂理の春とサタンの讒訴圏

「戦争とは敵を強制して我々の意志を遂行させるために持ち入れられる暴力行為である。・・・・しかし物理的暴力は手段であって、敵に我々の意志を押し付けるのが目的である。」クラウゼビッツ・戦争論 サタンの讒訴圏とは何であるのか 我々は目に見えない霊的戦争をしているのです。それは個人のレベルから始まり家庭、氏族、民族、国家、世界に至ると言うのが文師のみ言葉です。個人の心の中を見つめた時に既にその萌芽がある…

国家の復帰とは

日本が戦後発展したのはエバ国として文師が日本を摂理国家にしたからだと言われています。通常の歴史観ではアメリカが共産主義を封じ込めるために地政学的に日本を極東の基地とし、その為の軍事と経済発展の為の援助をしたからです。 「革命は銃口より生まれる」と言った毛沢東を信奉し赤い毛語録をかざした紅衛兵が連日新聞を賑わしていた頃、日本では70年の安保闘争を皮切りに左翼運動が日本中を席巻していました。当時は勝…

神様はどこにいるのでしょうか

神様はどこにいるのでしょうか 信仰は神を求める生活です。天地創造の神、イエスが出会った神,文師が出会った神はどこにいるのでしょうか。無限の宇宙の遥か遠くに思いをはせて祈る時、神はそこにいるのでしょうか。 それを知るためにまず必要なことは「私」とは何かを知ることが何よりも大切になります。哲学的に表現すると存在は「我」と我以外の「非我」に分けられます。つまり私以外は全て私ではないと言うことです。とこ…

HJ 天苑プロジェクトと旅の僧

ある晩、旅の僧侶が一夜の宿を小さな無人のお堂で過ごしました。あまりに寒かったのでこのままでは凍え死ぬと思い、祀られていた木像のブッタの像を掃除用のバケツの中で燃やして暖をとり何とか生き延びることが出来ました。翌朝、管理をしていた僧たちが無人のお堂に誰かいると察知してやってきました。お堂の中には崇めていた仏像が灰になっているのを見て一斉に旅の僧侶を非難しました。僧は応えました「生きたブッタが凍えそ…

真の愛と心の傷

霊界は無形実体世界だと言いますが、形がないのに実体がある世界とはどのような世界なのでしょうか。唯一考えられるのは夢です。夢は実体がないのですが映画のように一つの物語を構成することが出来ます。若いころ超現実主義を研究していた時、夢の記述を毎晩書いたことを憶えています。 訓練とは恐ろしいもので、半年後には夢をコントロールすることが出来るようになりました。例えば断崖から落ちる場面を夢の中で見ると、即座…

義憤だ!義憤だ!義憤だ!

こんなメールが回って来ました。 俺たちゃ 来る日も来る日も 万物復帰 神の国を建設するためと言われ 家庭も顧みず 親戚から騙すようにお金を借り 家も 土地も カードさえ差し出して 先祖の解放と言われ 罪の償いのため 慰安婦の解放のためと脅され 壺だ人参茶だ印鑑だと 持っている全てを差し出して そうだよ 主の国に対する 蕩減の為に 青春を 愛する人を みんな捧げたんだよ やがて来る統一のため 神の…

文化の多様性

世界を統一するというUCの考えは昨今のグローバル化現象と似ています。 文師は家庭が完成すれば、氏族、民族、国家、世界へと神を中心とした一大家族理想が拡大すると教えます。既に理想家庭の種は世界中で芽吹き始めていると言うことですので、その血統圏が造る出す文化があらゆる宗教の基準を凌駕した人類の模範、希望となって表れてもよい頃です。が現実は分裂状態です。しかも上位通達によれば、分派と接点を持たないよう…

天国は男女で入るところ

三年前に体を壊してから、養生を兼ねて離れ小島に移住してきました。島の朝は鳥の声と共に始まるのです。アッシジの聖フランシスが異端を除名にしたり、断罪する世界に嫌気がさして、簡素で自然に囲まれた生活を始めた意味がここにいるとよくわかります。彼は神の創造した自然を兄弟姉妹のように大切にして、清貧の生活の中に神の光を見たのです。 有名な小鳥に説教した逸話が残っていますが、この島の鳥たちも毎朝、傍にやって…

いつも私のとなりに神様が

「いつも私のとなりに神様が」というブログの表題を見るたびに 隣にいる神様のことを考えさせられます。 人間の意識はコトバによって成り立っていますから当然、何らかのコトバで神に祈り、問いかけます。「神様、父よ、主よ、お父様、天の父母様」それぞれが神をイメージしながらコトバで語り掛けるのです。そして深い祈りの中で感じたことを神の応答として理解します。 イエスはもっと直接的に神は私の中に内在していると言…

文家と天皇家

イエスを迎える数百年前、ギリシアで哲学の華が咲きました。プラトンは民主主義が末期的な症状をきたし機能しなくなってきた俗なる社会を憂い、再び聖なる霊的宇宙と統合するためには王権が必要であると主張しました。イデア界(霊界)と地上界(肉界)を統一させるための仲保としての役割を王制に求めたのです。 原理でいう共生共栄共義主義とはどのような社会を言うのか具体的なものは何も明確にはなっていません。言葉の響き…

天使の秘密

若い頃の話です。 献身したての時、十字軍で全国を回っていた頃、大学を中退して入教生活をしていたH君と会ったのです。その頃の教会には不思議な個性を持った若者が沢山いて、彼もそのうちの一人でした。ある時、何気なくキリスト教の光と闇について話していた時、彼の口から唐突にロートレアモンと言う詩人の名前が出てきたのです。私は驚いたと同時に「教会にもこんな詩人を知っている人間がいるのか」と無性に嬉しくなった…

詩的断章 1

死は神の聖なる愛の計らい 私が見つめる全ての形ある事物は 形なきものとなる前に 私の心の中に刻まれる為の 神の大いなる秘密の着想 全ての存在物は言葉によって 私の内側に記憶される それが神は言葉であるという所以 名もない花も草も鳥も動物たちも 儚いこの世の在り様の中で 同じように儚い私によって 永遠の印を私の心のキャンバスに刻みつけている だから何も恐れる必要はない 私の心を通して 神は存在の全…

原罪について 3(真の父母の原罪性)

「真の父母が出てくることによって、この地の上に何をもってきたのでしょうか? 真の愛を中心として、人類であるならば人類、霊界であるならば霊界に、新しい心情圏を形成したのです。その心情圏とは何でしょうか? 堕落の心情圏は血統的に違います。真の父母を中心として根が違います。根が違います。堕落した根ではありません。先生が根になり、ここに皆さんが接ぎ木されて大きくなっていくのです。皆さんの体が大きくなって…

恩寵と感性

人間は理性のみでは本質認識は出来ません。 従って本質認識に至る道は恩寵という向こう側からくる他力と 現実世界の事象を判断する自力に依らなければなりません。 神という概念も自分の知性で認識する限りにおいては、それぞれの神観であり、 原理や文師のみ言葉に対する認識もその人にとっての原理でありみ言葉の理解となるのです。 これが神霊と真理によらなければ本質理解ができないと言われる所以なのです。 無意識の…