統一運動の検証の必要性

「理想の家庭から氏族、民族、国家、そしてその基台の上に理想世界が来るのです」と 何度も聞かされてはいるものの、どうにも現実感がないのは その目指す理想世界が明確でないからです 最も考えられるのは古代に於ける祭政一致の神権政治なのでしょうか ヨーロッパにおける王権は神から直接授けられたものとして 国民は臣民として絶対服従する義務があるという 「王権神授説」に代表される君主制があります 文師の発言に…

自己憐憫と言うサタンの巧妙な罠

「韓お母様の夢が教えること」の内容に関して多くの意見を頂き 有難うございました 拙い表現の為、真意が伝わらなかった部分もあるようなので 改めて補足を以下に付け加えさせていただきます 「自己憐憫と傲慢がサタンの入ってくる門であるため、その門を全て閉じ 感謝と謙遜の思いを持たないといけない」2019年9月 文顕進 自己憐憫とは自分で自分を哀れんで可哀想だと思うことです 韓お母様が「50年間耐えてきた…

天一国へ最後に入籍する者

長い間,会っていなかった先輩家庭を訪ねました 奥様は定期的に教会に通うも彼は教会との関係を断って 自営業をして成功していました。 かつては勝共の雄として名をはせた人です その彼がアメリカにいた時、ある兄弟が祝福を受けて悩んでいたそうです 彼は教会に来る前は同性愛者でした 祝福を受ければ乗り越えられると思っていたようですが思うようにならず アベルにも相談できずに、思い余って、文師に何回か手紙を書い…

韓お母様の夢が教えること

シュールリアリズム(超現実主義)の研究をしていた時 夢(霊界)の記述を何度もしたことがあります 夢が正夢になったり 夢の中で夢見た状況を即座に変えたり 或いは連続して夢の続きを見たり 夢を主管することを一つの行として自分に課していました 夢と霊界がどのように関係し繋がっているのか 自分なりに理解しているつもりですが そのことの心理学的な意味合いは別の機会に譲るとして 夢は其れがリアルであればある…

清平の借金ウイルス

真理は知的に判断できるうちはまだいいのですが 理性で捉えることが出来ない霊的次元の話が中心になると真実が見えなくなり 上から言われるがままの追従信仰者になってしまいます この運動は次から次へと新しい活動や目標が設定されて 其のたびに必要とされたものがお金でした。 救いも天国建設も全て献金摂理と連動していました 数えきれないほどの講演会、晩餐会、決起大会が開催され また把握できないほどの事業を世界…

果てしなきものを求めて

不可知なるあの絶対的なものを日常生活の中で如何にして知りえるのだろうか しかも超越的な世界、ある絶対的な境域に関する認識は ロゴスでは限界があることを知りつつ 言語によって尚、論考せざるを得ない矛盾的状態に身を置いて 其のコトバの綴る文脈の背後に「生きた何ものかを」探ろうとする 信仰者は帰依することによってその本質に至らんとするのであろうが ひとたび知に魅せられたものにとっては 知りたいという純…

我を見しもの、神を見るものなり

最近話題になっている未来の組織論のティール組織理論に影響を与えた ケン・ウイルバーの内在神について考え方を紹介します コトバは不思議です 思考とはコトバの繋がりのことです このコトバに命(みこと)があったというヨハネ伝は言霊のことを語っています 日本は言霊の国だと言われてきました それは言葉に神の霊が宿っていると言うことです 其の言葉を話すのが人間です 光のない宇宙開闢前の暗黒状態に「光あれ」と…

韓鶴子お母様の霊的迷走

『私は学生の時に長老教会に通ったのち、天理教に通うようになりました。天理教で二十一日修練を受け、活動をしながら、最年少の教師として五年間務めたあと、金明大先生から伝道されて入教したのです。 ・・・ところで私たちは、五本の木と井戸を定める前に、三度は清平に行って祈祷をしなければならない、という決心をしていました。そこで、五本の木と井戸を定める前に、清平の山神を中心として、すべての霊人たちをみな分立…

危機的状況にある統一運動

堕落によって閉ざされてしまった感性を 再び甦らせる方法に蕩減法があります それは下座に降りる事によって感じることができる失われた心情の復帰です 悲しみや苦しみを知ることによって神を知ることが出来るというのも 虐げられた苦難の中にいる人々の心に寄り添っているのが他ならぬ神だからです この下座に位置する心情を持つものが選民の資格だとすれば 韓民族は確かに虐げられたものたちの悲哀の心情を民族として引き…

祝福家庭は「真の父母になる」連合体

ブログにこのような記事が出ていました 「私が韓国に来た目的は夫のことを好きになったからでもなく、 素直で単純な私は日本の犯したと言われる罪を償い、 日韓が父母国家となって世界を神様につなげ、地上天国を 建設する為でした・・・・未だにそうやって尽くしているはずなのに、 こんなに最悪になった日韓関係を見ると、恩讐を愛しても 自然屈服なんかできない、一時的にはそう見えても心の根の部分で 持っている恨の…

生命の木とは 

天の父母様教団と家庭平和協会(FPA)或いはサンクチャリー教会の論争の問題点は 救済に対する重要なことを論争しているのです 天の父母様教団では生命の木とは真の父母のことを指しているので 真の父母に繋がれば全ての人間は生命の木になるのだといいます 例え真の父が他界しても一体となった真の母がいるので 基元節は成就したという立場です FPAとサンクチャリーは生命の木に繋がるとは 根が祖母であり幹が父母…

素晴らしきかな、人生!

1946年に制作された古いアメリカ映画です この映画はアメリカの映画協会が選んだ「感動の映画ベスト100」で一位を取り 日本の黒澤明監督が推奨した100選名画の中にも取り上げられていました 舞台は1945年戦争が終わった年のクリスマスイブ ニューヨーク州のとある町で大金を紛失してしまった主人公のジョージは 「自分など生まれてこなければよかった」 という絶望的な思いに陥って自殺を図ろうとします そ…

真の母の使命とは

ある人のお母様の自叙伝を読んだ感想です 1992年に 1年間かけて 世界130カ国で講演を行いました。 韓国を立つ時 それぞれの国や気候に相応しい服を 何着も準備していったのですが帰って来た時は一着も残っていませんでした。 一年ぶりに帰ると文総裁が「ご苦労様」と言いながらふと尋ねました 「ところで結婚指輪はどこへいったの?」 私は自分の手を見ました。 日本に行く時は着けていたはずですがいつの間に…

今は掛け声だけの集団

人間は誰もが平和で共に助け合う理想の世界を願うのですが 実態は戦争や殺戮、闘いの連続で人命は虫けらのように奪われてきました 問題は理想的なビジョンや平和について語ることは出来ても それを実現することがなかなか出来なかったことです 神を中心とすれば本当に世界平和は実現できるのでしょうか? アメリカの大統領は聖書に手を置いて 「私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽くして合衆国憲法を維持、保…

統一運動における朱子学と陽明学

韓国の儒教は朱子学と言う教えが中心でした 上下の秩序、大義名分、男尊女卑、宗族の大切さ 何よりも礼節を重んじること等々です その影響が今も残っているので上に立つことが何よりも大切になるのです 受験時期になると親子ともども必死になっている光景がテレビで報道されます 韓国では日本以上に有名大学に入ることが将来を決定する重要なことなのです 朱子学は道徳的優位性を持った者たちが権力を把握出来るという教え…

万人のメシア運動

今朝方に強く雨が降りました 外に出ると蚊の大群です 湿気に力を得て繁殖中 熟れたマンゴーが木から落ちて 其の実を食べに数えたら十数羽の水鳥が 庭先で散らかしながら食べています 側に行ってみると 其の食べ残しのあらわになった実に 今度は無数の虫が群がり この虫たちも人間がそばによると刺すのです 実りを迎えた樹木から落ちて 大地に帰っていき 其のおこぼれに群がる無数の生物が こことばかりに群がってい…

コロナウイルスの霊的メッセージ

統一運動の摂理的使命と神の心情圏 サタンの讒訴圏という霊的な観点から 世界的なコロナウイルス現象を考察してみます まず最初に、何故中国から始まったのでしょうか? 霊的な観点から見れば恨みの讒訴圏が動き始めたと見るのです チベットやウイグルにおける長期にわたる少数民族が 虐殺されたり、弾圧されている想念が憤りや恨みとなって ウイルスに現象化したのです その彼らの恨みの想念に対して 世界は中国からの…

天一国の新たなる挑戦

「私が地上にいる間に真の父母として宗教を統一し、 思想、政治、経済など全ての面で一つに中心を立てて 進んで行くことのできる制度を作って行こうと考えています」 2020年4月1日天一国指導者特別会議 限りない人間の欲望は文明の成長と共に近代においては 貨幣の蓄積がその欲望を支える根拠となってきました 八人の大富豪の総資産が36億人の人間の資産と同じとなり グローバリズムの象徴であるF(Facebo…

振り返れば全ては愛でした

宇宙は単に形ある物質だけで出来ているのではないことは ノーベル賞を取った物理学者に聞くまでもないことです 分子生物学では生命を全て物質の働きに還元するのは 無理だと明確に結論付けています 見えない宇宙の根源に霊的な人格を持った存在の主がいることを 朧げに感じていたのでしょうか 求道者はその根源との一体化を得るために苦しい修行を重ね 祈りや瞑想の行をしてきました では聖者や高僧と呼ばれる少数の覚醒…

家庭連合の緊急事態宣言

家庭連合 原理主義者の皆様へ 古代ギリシアやローマでは組織や国家などの欠点や愚かさを暴き出す表現方法に サタイヤと呼ばれる「風刺」があります 劇作家のアリストパネスやペルシウスの戯曲や詩は古代の風刺の模範とされました 近代では英国社会を痛烈に批判したガリバー旅行記を書いたジョナサン・スイフトや アメリカのマーク・トゥエインが良く知られています ところがこうした風刺的表現に強烈に反対するのが原理主…