目の前にいる神様

国や世界が混迷していることは誰に聞かなくても分かります 情報が偏っていると言われても世界中に起きている悲惨な現状は 誰もが知ることが出来るようになってきたからです 大衆を喚起するデモや運動はいつの時代も大きな転換をもたらしました しかしその転機が過ぎるとまた同じような問題が繰り返し起きてくるのです こうした社会変革が継続しないのは、結局 自己の変革が基礎となっていないからなのでしょう 「真の人間…

韓鶴子教と血統転換 その2

「真の父母の摂理において真の父母が人類の祖先だ。天の父母様が一緒にいらっしゃる であれば天の父母様の上に何らかの祖先がいる?正しく知らなければなりません 皆さんがこんがらがってはいけない。真の父母は永遠だ。これを正しく整理できずに行かれた方がお父様であるため、変な息子が出てきた。今後摂理の完成モデルは独生女、真の母だ」 ひたすら真の父母は永遠であり唯一であり他にはないと言うことを主張していますが…

韓鶴子教と血統転換 その1

2020年11月11日の清平修練苑で牧会者を前に語られたスピーチを読みながら 一体こうした考えはどこから来るのだろうかと改めて考えさせられたのですが 新しい韓鶴子教が始まったのだと思えば残念ですが妙に納得が行きました 「私は60年耐えて待ってきた」 「あなた方は私が独生女だといった時、受け入れなかった」 今回も同じように古い元老や牧会者たちを前にして叱責したようですが 文師亡き後は誰にも気兼ねを…

神側とサタン側

バイデン氏が新しい米国大統領に選ばれた トランプ氏は法廷闘争でこの選挙を無効にしようとしているが 世界中の指導者は既にバイデン次期大統領に祝電を送り始めている この選挙期間中において七男のサンクチュアリは 日本から多くの兄弟姉妹に渡米することを要請し ある人は仕事を棄てる決意で渡米したようだ 彼等はトランプ氏を神が送った人物として熱狂的に応援し 祈祷会、原理本体論の講義、武術や銃器の訓練を条件と…

神日本家庭連合の言う一体化とは

Cocoaさんの最近のブログに幹部の某総長が 「お母様とお父様はひとつになっている。過去七年間(2013~2020)、 独生女中心の天宙的カナン復帰路程を行っている。天の父母様聖会の下に 全ての宗教はひとつにならなければならない」 という決まりきった一体化論を信徒の前で祝辞として語ったことが書かれていました いろんなシックと話す機会がありますが 確かに返って来る言葉に「お母様はお父様と一体化して…

宗教のいらない時代

祝福家庭が壊れ、信者が離教し、二世、三世の子供たちが祝福結婚を拒否する原因に 真の家庭の分裂があったことは否定しようのない事実です 理想家庭のモデルを継承すると言う教えの根幹が崩れたことは 祝福家庭の存在意義さえ曖昧にさせ 誰を信じて行けばよいのか途方に暮れてしまうからです これを信仰の危機と呼び事実の背後関係を真剣に検証して 今でも多くの人が教義の真偽性を発表するのですが 殆どの信者は的確な判…

原理主義者の限界

英国の王室のチャールズ皇太子は70歳の誕生日祝いの場を エリザベス女王から設けてもらったとき 「私も70歳になり母からこうして誕生日を祝ってもらいました。 でもバースデーケーキに立てられたロウソクが吹き消す息によって 倒れ始めるのは70歳からです。私の母もその瞬間を目撃しています」 自分のちょっとした不注意で起きた怪我がニュースになったことをもじって こうした何気ない言葉の中にユーモアを入れて参…

この世の神 13数の秘密

聖書では天使は讃美者、僕、伝達者として表現されていますので それをもとに書かれた原理も神と天使の関係を主人と仕える者として教えてきました ところが文師の晩年のみ言の中に不思議な表現が出てきます 「神は兄であり天使ルーシェルは弟だった」 何故、文師は神と天使を兄弟と言ったのでしょうか? 兄弟関係となれば神と天使は同格のような関係になります また兄弟には父母が必要となるので神が兄であり天使が弟ならば…

新たな聖霊の時代

晩年の文師は天使や神の概念に対してそれまでとは全く違う表現をしました 「天使は僕ではなく神の弟だった」 「夜の神様と昼の神様がいて私は夜の神に属し、あなた方は昼の神に属する」 こうした謎のような言葉を残して2012年に逝去したのですが 膨大なみ言を読めば読むほど 真理は知的に理解するだけではなく コトバの背後に流れる心情を感知しない限り 何が正しくて何が間違っているのかは 容易には分からないと言…

彫刻像の除幕式に関する感想

先ごろの彫刻像の除幕式を見た感想です 統一運動の組織の在り方や先祖解怨等の信仰姿勢を見ていると 改めてこの運動を推進する根本教義である原理講論も もう一度、再検証する必要があると思うようになりました 原理講論は単に聖書を基にした新しい真理と言うだけではなく 韓民族の文化や情緒を生み出してきた儒教も大きな影響を与えて いるように思える箇所があるからです 元々、儒教は中国の古代信仰である先祖崇拝を理…

蕩減思考と祝福家庭

原理講論は大別すれば創造原理、堕落論そして復帰原理に分かれます 第一の原理では人間の本来在るべき姿を説明し、第二は堕落した人間の現実を そして第三の復帰原理は堕落した状態から 如何にして本然の姿に戻っていくのかを聖書を基に分析しています 講論の最後に再臨論があるのは復帰は再臨主を迎える以外に 方法はないというのが教義の骨子となるからです 再臨主を迎えるために集まった信徒たちは再臨主と共に 復帰の…

あなたもメシアになりなさい

晴耕雨読の生活を目指して、定年後、古民家を購入して リノベーションをしたのですが、家のあちこちにガタが来るので 定期的に修理するのが日課の一つになってしまいました また庭に落ち葉や雑草も伸びてくるので毎日が庭掃除の連続です 禅僧が毎日敷地を清掃するように 黙々と壊れた所や汚れた場所を掃き清めるのですが 何が素晴らしいかといえば 修理や清掃された場所がまさに命を得たように 日々新たに生き生きと蘇る…

希望前進大会の感想

200万を殺害したと言われるポルポト政権で 下級指揮官だったフン・セン首相が韓鶴子総裁と共に オンライン演説をしていました フン・セン首相に関する経歴の詳細は反ポルポトとして数十年に渡る内戦を終結させ 初めて民主的な選挙を率いた人物として言われていますが 実際は武力によるクーデターで権力を握り 以来、三十年以上権力の座に着いています ポルポト政権の解体後 当時、国連事務総長代理の明石康氏はカンボ…

摂理の中心は米国?

設計図がないところに建築物を建てることが出来ないように 理想世界の具体的な設計図がない統一運動に理想社会を築くことは出来ません 統一思想の中で李相憲氏はこのように述べています 「その社会は必ず神の摂理によって到来する社会であり、善の社会であり、 このような社会を、天宙主義社会という。これは一言にして言えば、世界的規模での大家族主義社会のことを言う。その詳しい具体的な内容については、さらに一層の研…

「み言葉実体」から「実体み言葉」へ

「神様において新しい朝を迎える一番の栄光の時とは 肉体をまとうことが出来る時です」祝福家庭と理想天国 「本来、心と体は切り離そうにも切り離すことのできない一つのものでした 人間の心は神様の心であり、人間の身体はその心を入れる器でした」 真の人間1章・2・33 日常生活は朝起きると同時に 主体である私が対象世界を見つめるところから始まります 身体の内側から外側を観るのですが この観ると言う行為を通…

実体のない一大家族主義

人間は誰もが家族という最小の共同体から人生を始めます 親と子の間に流れる情の深さは子供がまさに親の分身だからです この家族愛を拡大していけば理想天国が作れるというのが統一運動です ではこうした家族主義は今初めて提唱されたことなのでしょうか? 日本航空が破産申告をして国の管理下に置かれた時 立て直しのために抜擢された京セラの創業者の稲盛氏は 日航再生の為の企業理念に「家族のような全社員の物心両面の…

後天時代における祝福家庭の使命

時代は完全に新しい局面に入っています 原理の数理性から見ても21世紀は完成数を表示しています。 一見すると世界の情勢は混沌としていますが それは方向性が定まらない人々が右往左往しているからにすぎません。 その究極的な原因は神の摂理の内的中心であるべき祝福家庭が 内的刷新を受けていることに気がついておらず、 新しい時代が来ているにも関わらず 旧態前とした組織の在り方から抜け出ることが出来ない 従属…

自己中心性に対する考察

食せねば生きることが出来ない肉体の自己保存欲を満たす為に 人間は常に額に汗して労働することを余儀なくされてきました それは形あるものは放っておくと崩壊してしまうという 自然の力に対抗する人間の運命のようなものでした イエスは「人はパンのみにいきるにあらず」と言いましたが 心の世界が成熟していない時代においてはパンを得ることは 生死をかけた闘いだったのです 今でも貧困と略奪がテロの温床となるのは …

祝福権を巡る闘い

ムハンマド(マホメット)が最初に天啓を受けたのは 40歳ぐらいの時だといいますが、それまでに彼が何をしていたのか あるいはどのような職業についていたのか正確には誰にも分からないようです 彼の死後、信仰に燃えた信者たちはそうしたムハンマドに対して 理想的な預言者像を膨らませ生誕も含めて神秘的な伝説を作っていったようです 例えば生まれる前から彼の家族は不思議な啓示を受けていたと伝承が造られ 母のアミ…

神韓国が天一国となる為に

ソロモン王国繁栄の象徴である神殿や王宮の建設に 何十年も強制的に労働させられた人達がいました 「ソロモン王国の栄華」は多くの人間の苦しみと犠牲の上に 成り立っていたのです また豪華絢爛な建物を神に奉納しても その贅を享受できたのは一部の特権階級の人たちだけでした 聖書では「ソロモンが異教の神を崇拝するようになったので主から見限られた」 と書かれていますが 実際には王国の繁栄が一部の者たちだけの栄…